犬に反抗期ってあるの?と驚いた人もいるのではないでしょうか。
実は、犬にも飼い主さんを試すような反抗期があるのです。
犬の反抗期とは、「イヤイヤ期」だとか「いやいやさん」ともいわれています。
犬の反抗期ってなに?
人の子どもと同じで、成長して自我が芽生え始めの頃に反抗期といわれる「イヤイヤ期」が起こります。
この反抗期は、だいたい1歳~2歳頃におこるといわれています。
反抗する理由
1~2歳であれば、しつけもある程度行い、飼い主の指示が理解できる頃でもあります。
人で例えると、犬のサイズにもよりますが、小学生~中学生ぐらいの年齢になります。
自我が芽生えると同時に、家族という群れの中で愛犬が自分の順位が何位になるのかを試すのです。
自分の位置を確認すると同時に、このイヤイヤ期ともいわれる反抗期で犬の下に位置付けられてしまうと、のちのち大きな問題になるため気を付けましょう。
反抗期に起こる犬の行動
吠える
何かちょっとしたことで吠えることがあります。
その理由は様々で、飼い主に反応してほしい・「おすわり」などの指示に従いたくない・他の犬がいるのが気に入らないなどの理由もあります。
その時に反応してしまうと、吠えれば飼い主は可愛がってくれると勘違いしてしまうため愛犬がいきなり吠えて元気な時は、徹底的に無視しましょう。
足が痛い、お腹が痛いなどを訴える時の場合は、元気に吠えることはありません。
唸る・噛む
反抗期の行動の中でも断トツで多い行動が唸る・噛むです。
以前までは、平気で抱っこしたり足を触ったり、ドぐフードを食べ終わったお皿を片付けようとしたときなどに唸ることがあります。
犬がマズルにしわをよせて歯を剝き出しにすると、大抵の飼い主さんはびっくりして手を引っ込めてしまいます。
その結果、ちょっとでも気に入らないことがあると唸る、又は噛むなどという行動をするようになることがあります。
その愛犬のいきなりの豹変ぶりに顔をうかがうように行動してしまうと、犬は自分の方が偉いんだと勘違いしてしまいます。
犬が唸ってもうろたえないことが大切です。
「なんで唸るの?!」と怒るのもこの時はNGです。
徹底的に無視しましょう。
噛み付こうとしたらその瞬間に低い声で「ダメ」「コラ」「NO」など短い言葉で叱りましょう。
唸っている時にうろたえなければ、噛まれることはまずありません。
ドッグフードを食べない
以前までは、喜んで食べていたはずのドッグフードを食べなくなることがあります。
1~2歳ぐらいになると、おやつやお肉など美味しいものの味を覚えてくるようになるため、ドッグフードではなく、違うものが食べたい!と要求して食べなくなることもあります。
この時にドッグフードの上にトッピングしてあげたりすると、ますます食べなくなってしまうので、食べない状態で5分以上経過したときはドッグフードを捨てましょう。
1食抜きの状態を1回でも経験すると、学習し食べないと捨てられてしまうという気持ちからドッグフードのイヤイヤはなくなります。
ドッグフードを食べない、おやつも食べないなどの状態の時は体調が悪い場合もあるのでその時は動物病院へ行きましょう。
言うことを聞かなくなった
教えて覚えているはずのお座りやお手などのトレーニングができなくなったり、いきなりリードを引いて歩くようになったりなどの行動が見られます。
この状態の時は、どんなに叱ったりトレーニングをしようとしても、小学生や中学生ぐらいの人と同じで、反抗が強くなるだけです。
反抗期と呼ばれるイヤイヤ期が終わってからトレーニングを再開しましょう。
反抗期は必ず訪れる?!
え。犬ってこんなに反抗するんだ…
でもうちの子はそんなに目立った反抗期はなかったかも…。
という人もいるかもしれません。
もちろん、同じ犬種だとしても犬によって性格も様々です。
反抗期が全くない犬もいれば、反抗が強く長くなる場合もありますし、3歳頃になってから反抗期が現れる場合もあります。
反抗期がはじまったら…
反抗期といわれるイヤイヤ期が発生したときは、愛犬の行動に過剰に反応しないことが大切です。
わざとおしっこを外してみたり、普段は全くイタズラをしないのにいきなりティッシュボックスを破壊しはじめたりなどと、今までの愛犬とは別犬になってしまったのではないかと思うほどの行動が見られます。
反抗期がはじまったら飼い主は落ち着いて、吠えや唸りなどには全く反応せず徹底的に無視しましょう。
また、行ってはいけない行動(イタズラや家具の破壊)をした場合は、低い声で一言のみで叱りましょう。
「コラ」「ダメ」「NO」など、短く言わないと怒られているのか、構って貰えるのか愛犬は分からないので、気を付けてくださいね。
まとめ
「犬にも反抗期ってあるの?犬の反抗期におすすめの対応方法」はいかがでしたか?
個体差にもよって異なりますが、一説には立ち耳の犬(チワワ・柴犬・ポメラニアン・フレブル・テリア種)に多いと言われています。
愛犬からは、いつも尊敬できる大好きな人という位置付けでいたいですよね。
反抗期がはじまったら過剰に反応しないことが大切です。
著者:miki.m
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