愛犬の熱中症に気を付けましょう。
という注意喚起をよく目にすることも増えてきましたよね。
それもそのはず!愛犬が熱中症になってしまう頭数は年々増加傾向にあるのです。
どんなに気を付けていたとしても、自宅でクーラーをつけていたとしても、熱中症になってしまうことはあります。
では熱中症になってしまった場合は、どのように対処すれば良いでしょうか?
メイン写真:わんにゃんフォトコンテスト レイちゃん
熱中症になってしまった場合
熱中症の初期症状がでると、症状の進行は早く、数分で死に至ることも少なくありません。
熱中症かな?
と、感じたらすぐにその場で対処することが1番大切です。
意識がある場合
日陰やクーラーが効いた屋内に移動する
とにかく少しでも涼しい場所に移動しましょう。
日陰やクーラーが効いた屋内に移動するまでは、余計な体力を使わせないために抱っこしてあげると良いです。
移動する時間も1分以内に移動しましょう。
移動してから水を体全身にかける
常温の水を全身にかけて、体を冷やしましょう。
段々冷たい水になるようにしてください。
いきなり、冷たい水をかけてしまうと心臓に負担がかかってしまいます。
ハァハァという早くて浅い呼吸が収まるまで、水をかけ続けましょう。
冷たい水を飲ませる
自力で飲めるようであれば、冷たい水を飲ませてあげてください。
近くに自販機があれば、ポカリスエットを購入し、ポカリスエットを水で薄めてから飲ませてあげてください。
ポカリスエットは少し甘いので、香り付け程度に垂らしてあげると飲むことがあります。
しばらくは安静に
呼吸が落ち着くまでは安静に休ませてあげてください。
犬は、遊ぶことが大好きなので、少し落ち着くとすぐ遊びたがりますが、熱中症の症状が出てしまった段階で体力を消耗しています。
数日は、安静にして過ごしましょう。
意識がない場合
熱中症の症状が出てから僅か2~3分でいきなり泡をふいて倒れてしまうことも少なくはありません。
熱中症で意識を失ってしまうと非常に危険です。
10分以内に亡くなってしまうこともあります。
冷たい水をかける
意識がある場合は、冷たい水をかけると心臓に悪影響を及ぼしますが、意識がない場合は体の体温が相当上がってしまっているため、最初から冷たい水をかけてすぐに体内の温度を下げなくてはいけません。
この時に温かいぬるま湯などをかけてしまうと、亡くなってしまうことがありますので、注意が必要です。
全身にくまなく冷たい水をかけ続けると意識が戻ります。
この時には、顔にかけ続けないように気を付けてください。
意識が戻るときに水が気管に入ってしまい、むせてしまいます。
近隣の動物病院へ
体を冷やしている最中に動物病院へ連絡出来る人が近くにいるのであれば、近隣の動物病院へ連絡し体を冷やしながら向かいましょう。
意識が戻ったとしても、体温は上がっている為非常に危険な状態です。
濡れタオルなどで、愛犬の体を包んで可能であれば脇などに保冷剤を当てながら移動中も冷やし続けることが大切です。
意識が戻れば、意識がある時と同様冷たい水を飲ませる
意識が戻ってすぐは、水を飲みたくても飲めない場合があります。
口元まで、水の容器やコップを運んであげてください。
数日は安静に
意識を失ってしまうほどの熱中症になってしまった場合は、少なくても1週間以上を安静にする必要があります。
再度発生してしまうと、亡くなる可能性が高くなります。
まとめ
熱中症になってしまった場合の対処法はいかがでしたか?
犬が熱中症で亡くなってしまう頭数は年々増加傾向にあります。
常日頃から愛犬とおでかけする時には、保冷バッグに保冷剤を入れておく、凍らせた水を持ち歩くと良いですよ。
著者:miki.m
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