お出かけする際は、熱中症に要注意!
と、注意を呼びかけているところが多く、熱中症対策グッズも発売されていますよね。
愛犬の熱中症は、どこで起こると思いますか?
本当に怖い熱中症の注意すべき点は、室内で発症する熱中症!
室内で発症する熱中症は、年々増加傾向にあり室内の方が重篤化しやすいことが判明しました。
メイン写真:わんにゃんフォトコンテスト 海菜(うな)ちゃん
熱中症は室内の方が危険!
えっ!?部屋の中は、エアコンも扇風機も使っているから安全なはず!
と、思う人も多いですよね。
しかし、直射日光ではなくとも、ブラックスポットと呼ばれる熱中症になりやすい場所がどこの家にも必ず存在するのです。
ブラックスポットに愛犬がいることに気が付かず、熱中症になってしまうと部屋の中にいるから安心…
との思い込みで、重篤化してしまうことも少なくありません。
ブラックスポットとは?
ブラックスポットは、聞きなれない人も多いのではないかと思います。
ブラックスポットは、室内の中でもエアコンの風が届きにくい暑い場所です。
・玄関
・洗面所
・キッチン
・カーテンの裏
・窓際
・日当たりの良い場所
などなど、あげたらきりがありません。
熱がこもりやすく、だんだんと暑くなっていく場所だからこそ、危険が潜んでいるのです。
ブラックスポットでの熱中症
エアコンの効いた心地よい部屋の中、日当たりの良い場所でお昼寝するのが大好きな愛犬も多いと思います。
そのまま、熟睡してしまうと直射日光が当たった状態で、寝ながらにしてジリジリと体内の温度が上がり熱中症になってしまうのです。
犬は、汗をかくことができないため、目が覚めた時には、熱が体内にこもり身動きが取れなくなることも少なくありません。
飼い主さんが愛犬の様子がおかしいことに気が付いた時には、泡を吹いてケイレンしていた!
なんてことも珍しいことではないのです。
室内で熱中症になってしまった場合
熱中症の症状は、初期・中期・末期の3段階に分けられます。
室内の熱中症は、中期~末期にかけて発見されることが多く、非常に危険な状態です。
初期症状
・ハァハァという浅く早い呼吸が続く
・体を触ると熱い
・ヨダレが飲み込めず、垂らし続けている
・落ち着きがない
中期症状
・一点を見つめ、ボーとしている
・けいれん
・泡をはく
・嘔吐
・体の一部が震えはじめる
・目や口の中の粘膜が充血
・発作
・意識がなくなる
末期症状
・動かない
・ぐったりして起き上がれない
・抱き上げた瞬間、おしっこやうんちが出ることがある
・吐血
・意識がなくなる
発見した時に意識がない場合
意識があったとしてもぐったりしている、
そのような場合は、動物病院へ行くよりもまず先に愛犬の体を水につけて冷やしましょう。
体にこもった熱を下げることが1番先決です。
大抵、どうしたら良いか分からずすぐに動物病院へ駆け込もうとしますが、動物病院へ徒歩1分の距離に住んでいる人は少ないですよね。
熱中症は、症状の進行が早く5分、10分が命取りになる危険性があります。
室内で熱中症にならないためには
自宅のブラックスポットに立ち入らせない!
部屋の中で熱中症にならないための1番の対処方法としては、ブラックスポットを作らない、ブラックスポットに立ち入らせないことが大切です。
日当たりの良い場所は、遮光カーテンを閉めてブラックスポットを作らないようにしましょう。
エアコンの効かない部屋のドアはしっかり閉める、
ドアがない場合はペットゲートなどを使用し立ち入らせない、
などの工夫が必要です。
まとめ
室内の熱中症は、年々増加傾向にあります。
室内にいるから、きっと大丈夫。という油断によって命を落としている愛犬も少なくはありません。
愛犬に辛い思いをさせないためにも、今年の夏はしっかり熱中症予防対策を行いましょう。
コメント