4月18日は、良い歯の日です。「芸能人は、歯が命!」とよく言われますが、犬も歯は命です!!!
歯磨きを毎日していますか?
愛犬の歯磨きを毎食後に行っている人は、いったいどれだけいるのでしょうか?
朝だけ、夜だけ、3日に1度など偏りがあるのではないでしょうか?
愛犬の歯磨きは、命に直結するほど、大切なものです。
歯磨きが好きという愛犬は、少ないと思います。
口を半強制的に開かされて、歯ブラシでゴシゴシされ……。
愛犬からすると、いい迷惑であり、精一杯抵抗する犬がいるでしょう。。
ただ、歯磨きを怠ると「歯周病」になるリスクが高まります。
その「歯周病」が危険な病気への始まりとなるのです。歯磨きを怠る事で、心臓病になる可能性を秘めていることをご存知の方は、いるでしょうか?
歯周病とは
歯周病とは、歯の周りの疾患(歯肉炎・歯周炎)です。
歯周病の主な原因は、歯石(歯垢)と言われています。
歯磨きをせず、食べた物のカスが歯についたままの状態が続くと、口の中に雑菌が増殖します。
朝、愛犬の口の中が少し臭うのは、雑菌が充満しているからです。
雑菌が口の中に存在したままの状態になると、歯肉(歯茎)に炎症が起こります。
その炎症が悪化し、歯周病となるのです。
歯周病が進行すると、どうなるの?
歯茎の部分が赤くなり、固い物を食べると出血します。
また、雑菌により歯が溶け出して、歯を支えている歯根がぐらつくこともあります。
歯根がぐらぐらしている状態で治療を始めなければ、歯が抜けてしまうこともあります。
歯周病の合併症とは?
歯周病を放置すると、命に関わる病気になることが最近になり、判明しました。
歯周病の原因となる、細菌が歯肉から血管に入り込み、毒素が体中を巡るのです。
心臓・腎臓・肝臓・肺など、体全体の重要な内臓に悪影響を及ぼします。
どのような病気になるのか、また病気になるリスクについてご紹介します。
心内膜炎
心臓内に細菌が入り込むことにより、心臓の内部に炎症を起こします。
初期の症状は、不整脈から始めるためすぐには気付かないことが大半です。
その後に、食欲不振、元気がなくなる、発熱、ぐったりした状態が続く、呼吸困難などの症状が発生します。
全身に血栓が出来ることもあり、脳に血栓が出来ると、脳梗塞(脳血管障害)になる危険性もあります。
敗血症
血液中に入り込んだ歯垢が原因の細菌が増殖し、免疫力が著しく低下します。
本来なら体内の免疫力で、対応できるはずの細菌にも退治出来なくなるため、細菌が体内に入ると、体が耐え切れず、亡くなる事もあります。
愛犬が突然死した場合、敗血症の可能性もあります。
敗血性関節炎
敗血性関節炎は、細菌が関節内に侵入することで関節に炎症が発生します。
関節に腫れや痛みを伴い、普段通りに生活が出来なる事もあります。
関節内に膿が溜まることもあるため、足を引きずる。一箇所の関節だけを舐め続ける。
などの症状が出ていた場合は、早急に病院に行きましょう。
歯周病予備軍ではないか確認してみましょう
・口が臭い
・口周辺を気にして足や手でひっかく
・食べるスピードが急激に遅くなった
・骨ガムなど、硬いものを食べると血が出る
・歯茎が赤い
・歯石が沢山付着している
上記記載項目にひとつでも当てはまる物があれば、1度歯の検査をすることをおすすめします。
歯石を付着させないためには
毎食後歯磨きを
歯磨き粉などは付けず、水に濡らし、軽くブラッシングするだけでも表面の汚れは落とせます。
今までしていなかった場合は、愛犬は抵抗するかもしれません。
今後の愛犬と一緒に楽しく過ごせる時間を考えてみましょう。
歯磨きの時間は、たった1~2分です。
1~2分を怠ったがために、病気にならないように気を付けましょう。
フードにも気を付けよう
ドライフードとウェットフードを食べている犬が1週間、歯磨きをしなかった場合、歯に付着するカスの量は大幅に異なります。
ウェットフードや手作り食をあげている場合は、歯にカスが溜まりやすく歯磨きをしないとすぐに歯垢(歯石)が付いてしまう為、毎食歯磨きが出来ない場合はドライフードにするなど、工夫が必要です。
まとめ
まさか歯が原因で亡くなる事があるとは、思いもよらないと思います。
健康な愛犬と長く共に楽しく生活するために、毎日数分ずつ歯磨きを頑張りましょう♪
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