犬がチョコレートを食べてしまったときの対処法

犬がチョコレートを食べてしまったときの対処法

2月は、バレンタインの季節です。
すでにチョコレートを買っている女性も多いのではないでしょうか?
2月はチョコレートの誤飲が急増する季節です。

2月はチョコレートの誤飲が急増!チョコレート中毒とは

愛犬がチョコレートを食べてしまった!

「あっ! ワンちゃんがチョコを食べちゃった! どうしよう?」
そんな時の対処法をいくつか紹介します。

犬がチョコレートを食べてしまった時間帯を確認

食べてすぐの場合は、犬の口の匂いを嗅いだり、歯を確認したりすると、チョコレートが口の熱で溶けて、歯にチョコが付いていることがあります。

迷わず動物病院へ

「食べたチョコレートは少量だから大丈夫だろう」と、素人判断はしてはいけません。必ず、獣医師の診てもらいましょう。

  • 何時ぐらいに食べた(推測の場合も伝える)
  • 量はどれぐらい食べた(残っている量を確認)
  • チョコレートに含まれるカカオパーセンテージ
  • アルコール成分が入っているチョコレートか否か
  • 今の犬の状態(ぐったりしている、元気にしている等)

これらの5点は、必ず獣医師に伝えましょう。そうすることによって、治療内容が変わってくることがあります。

動物病院が開いていない時間帯の場合

犬の様子をよく確認し、ぐったりしていなければ、まだカカオ成分は体内に吸収されていません。

たくさん水分を飲ませて、少しでも吸収されるカカオ成分を減らしましょう。しかし、「水飲んで」と言っても犬は素直に飲んでくれませんよね。

犬に水を飲ませるために

犬に水を飲ませるためには、ちょっとした工夫が必要ですが、難しいことではありません。

お肉の茹で汁を使用

お肉を茹でて、その茹で汁に水を入れると肉の旨味が詰まった水になり、犬はたくさん水を飲んでくれます。しかし、少し手間がかかります。

ヨーグルト水

手軽さで言えば、ヨーグルト水が一番です。
自宅にあるヨーグルトを水で薄めて溶かします。水にほんのりと色がつく程度でOKです。このとき、ヨーグルトは無糖を使用しましょう。

トリーツ(おやつ)を使用

トリーツ(おやつ)を砕いて、水に沈めて水を飲みきったらトリーツ(おやつ)が食べられると犬に思わせましょう。

犬にたくさんの水を飲ませるときの注意点

犬に水をたくさん飲ませると、嘔吐する場合があります。

そして、犬は嘔吐したものをすぐに食べる習性もありますので、嘔吐した(チョコレートを含んでいるかもしれない)ものを、食べさせないように気を付けましょう。

また、チョコレートが丸ごと吐き出されても安心せず、翌日には確認も兼ねて動物病院へ行きましょう。

犬がチョコレートを食べてぐったりしている場合

すぐに救急動物病院に行ってください。
犬がぐったりしているときは、ほとんどの場合、水を飲む余裕ありません。上記のような方法で犬に水分を摂らせるのではなく、救急動物病院に急ぎましょう。

絶対やめて!昔の荒治療

犬がチョコレートを食べたら洗治療で嘔吐させてはダメ

犬が誤って食べてしまったものを吐かせるために、昔は、大量の塩を口に含ませるという荒治療がありました。
こうすると、犬がむせて嘔吐してしまうのです。今でもこの荒治療がインターネット上に出てきます。

しかし、絶対にやめてください。

この荒治療は、犬に塩分過多による腎臓疾患や心臓疾患などの病気を引き起こす可能性があり、非常に危険です。

まとめ

犬がチョコレートを食べてしまった時の対処法をご紹介しましたが、この対処法はチョコレートだけでなく、ほかにも犬が食べてはいけないものを食べてしまったときにも活用できる方法です。

くれぐれも大切な愛犬に苦しい思いをさせないためにも、チョコレートを始め、犬が食べてはいけないものの保管場所には、十分配慮しましょう。愛犬のいたずらに気を付けて、楽しいバレンタインをお過ごしください♪

RELATED

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。