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ペットの食事

11月29日はいい肉の日。愛犬にお肉をあげよう。お肉の適切な与え方とは?

本日、11月29日は、「いい肉の日」です。

このいい肉の日の由来は、語呂合わせで宮崎県の「より良き宮崎牛対策協議会」が制定しました。
いい肉の日には、愛犬にお肉をあげてみませんか?

愛犬にあげて良いお肉は?

雑食性と呼ばれることもある犬は、本来は肉食動物でしたが人と暮らすうちに雑食化していったと考えられています。
そのため、人が食べられるお肉はほぼ食べることができます。

・鶏肉
・牛肉
・豚肉
・鹿肉
・馬肉

などは、アレルギーがない限りひと通り食べることができます。
それぞれのお肉、お肉の部位によって栄養素やあげられる量も異なりますので、栄養素をしっかり把握した上で愛犬にあげましょう。

鶏肉

良質なタンパク質を多く含み、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンK、鉄、亜鉛、コラーゲンなどがバランスよく含まれています。
鶏肉は与えて良い部位が沢山あります。
鶏肉をあげる場合は、しっかり火を通してからあげましょう。

鶏もも肉

皮膚や骨の老化防止に役立ちます。
鶏もも肉の脂には、コラーゲンも含まれているので毛づやが悪いときや皮膚が乾燥している時にはおすすめです。

鶏むね肉

低脂質ながら高たんぱくな鶏むね肉は、疲労回復効果に役立つと言われる「イミダペプチド
」が豊富に含まれています。

鶏ささみ肉

低脂肪なささみは、消化器の働きを活性化させる効果や粘膜を守る役割があります。
カロリーが低いため、筋肉をしっかりつけたいパピーや成犬にもおすすめです。

鶏皮肉

コラーゲンの固まりと言っても過言ではない鶏皮肉は、骨や関節、皮膚、被毛の活性化に役立ちます。
水と一緒に煮込んでコラーゲンスープを作ることをおすすめします。

鶏レバー肉

鉄分が豊富に含まれている鶏レバー肉は、貧血気味の犬におすすめです。
体に吸収されやすいので、あげすぎには要注意です。

与えて良い量(犬の体重別)

鶏もも肉・鶏むね肉・ささみ
5kg…30g~35g
10kg…45g~55g
15kg…65g~75g

鶏皮肉・鶏レバー肉
5kg…20g~25g
10kg…35g~45g
15kg…55g~65g

牛肉

ビタミンB2やビタミンB6、鉄分、ミネラル、亜鉛が豊富に含まれています。
免疫力アップ効果に役立つ亜鉛には、ホルモンの活性化も期待できるため骨や筋肉の形成にもつながると考えられています。

鉄分による、貧血防止や老化防止にも期待ができます。
牛肉をあげる場合は、赤身肉のロースやヒレの部分をあげましょう。
バラ肉だと栄養素よりも脂が多いので、太ってしまう可能性があります。

新鮮なお肉であれば、さっと火を通すぐらいの半生であげても良いですね。

与えて良い量(犬の体重別)

牛ロース肉・牛ヒレ肉
5kg…30g~35g
10kg…45g~55g
15kg…65g~75g

豚肉

ビタミンB1、ナイアシン、鉄分、カリウム、コリンが豊富に含まれています。

疲労回復効果があると言われる豚肉は、疲労回復効果だけでなく体力アップや成長促進、貧血予防、ダイエットにも効果が見込めます。
さらに豚肉の脂には、血中の悪玉コレステロールを減らす働きもあるため犬の生活習慣病ともよばれる動脈硬化も予防できます。

豚肉を与える時は、ロース肉かヒレの部分をあげましょう。
バラ肉だと栄養素よりも脂が多いので、太ってしまう可能性があります。

与えて良い量(犬の体重別)

豚ロース肉・豚ヒレ肉
5kg…30g~35g
10kg…45g~55g
15kg…65g~75g

鹿肉

現在は、犬のトッピングごはんとしても人気の高たんぱく、低脂肪の鹿肉です。
鹿肉の脂質は、牛肉や豚肉の半分以下なのにも関わらず、鉄分(ヘム鉄)は3倍以上という非常に優れた食材です。

リノール酸も含まれているため、ダイエット効果や抗酸化作用、アレルギー予防にも期待ができます。
それだけでなく、血液サラサラにする効果があることから高血圧や糖尿病の予防や闘病中の子にもおすすめです。

鹿肉の最大の特長は、家畜ではない野生動物ですのでホルモン剤や抗生剤などというアレルギーになりやすい物質が一切含まれていないことが最大のメリットです。

新鮮なお肉であれば、さっと火を通すぐらいの半生であげても良いでしょう。

与えて良い量(犬の体重別)

5kg…35g~40g
10kg…45g~60g
15kg…65g~80g

馬肉

人も桜肉として食べる事が多い、馬肉は犬にも生であげることができます。
鹿肉と同様、低脂肪高たんぱくな食材です。
鉄分をはじめ、ミネラルやビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB12、グリコーゲンが豊富に含まれています。

グリコーゲンは、通常うにやホタテなどに含まれていることが多く、豚肉や牛肉にも少量ながら含まれています。
グリコーゲンは、体内に入るとブドウ糖に変化する性質があります。
結果、体を温める効果や貧血防止、血糖値の調節効果、疲労回復効果が見込めます。

馬肉は、生のままフードの上にトッピングしてあげてください。

与えて良い量(犬の体重別)

5kg…35g~40g
10kg…45g~60g
15kg…65g~80g

まとめ

「11月29日はいい肉の日。愛犬にお肉をあげよう。お肉の適切な与え方とは?」はいかがでしたか?
様々なお肉の栄養素をご紹介しましたが、馬肉と鹿肉以外はスーパーで購入することもできるお肉が多かったと思います。

お肉それぞれの栄養素をしっかり把握してから愛犬にあうお肉をあげてみてはいかがでしょうか?

著者:miki.m

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