ミニチュアダックスの特徴や性格、飼い方について

ミニチュアダックスの特徴や性格、飼い方について

ミニチュアダックスと言えば、胴長短足の犬としてよく知られていますが、猟犬としての特性をもち、小さな体からは想像もできないような体力を有する犬種です。

そんなミニチュアダックスの歴史や特徴、性格、飼い方についてご紹介します。ミニチュアダックスを飼っている人はもちろん、これからいっしょに暮らしたい、飼えないけどもっと詳しく知りたいという方、ぜひお読みください。

犬種 ミニチュアダックス
英語表記 Miniature Dachshund
原産国 ドイツ
サイズ 小型犬

ミニチュアダックスの歴史

ミニチュアダックスは、嗅覚を使い穴の中にいる獲物を狩るハウンドドッグ(猟犬)ですが、単体としての犬種ではありません。3サイズあるダックスフンドの中のひとつのサイズで、犬種登録上はダックスフンドに含まれます。

ドイツ語でDachs(ダックス:アナグマ)とHund(フント:犬)を合わせた意味をもつダックスフンドは、もともとは、胴と足の長さが今ほど極端ではなく一般的な犬と同じような長さだったと言われています。

しかし、長い間、穴の中に住む獲物を狩る狩猟犬として活躍をしていうちに、体型が少しずつ変化してきた個体が現れ、それを目に留めた人の手によって改良が重ねられ、現在のような胴長短足の体型に固定化されました。

そして、ダックスフンドからたまたま生まれた小柄な個体をさまざまな小型犬と交配させて、イタチや野ウサギ、ネズミなど小型の獲物を狩る目的で作られたのが初期の「ミニチュアダックス」です。

はっきりとした年代はわかっていませんが、1900年の初頭にはミニチュアダックスが存在していたとされています。当初は、色々な小型犬と交配させていたため、体の大きさや見た目にばらつきが多く、犬種としては認められない状態だったため、1910年に毛質ごとに交配させる犬種が決められ、スムースコートにはミニチュアピンシャー、ロングコートにはパピヨン、ワイヤーヘアーにはミニチュアシュナウザーを使用し、現在の姿が出来上がりました。

ミニチュアダックスの特徴

ミニチュアダックスの特徴と性格

胴長短足な体にはしなやかな筋肉とすぐれた体力を兼ね備えている

獲物を追って穴の中に潜り込み移動できるように作られたため、胴長短足な体が特徴的です。また、体長が体高の2倍あると言われている胴長短足の体には、しなやかな筋肉とすぐれた体力を兼ね備えています。

ミニチュアダックスのサイズ(体重と体高)

JKC(ジャパンケンネルクラブ)の犬種基準は、生後15カ月を経過した時点で測定し胸囲30~35cmとされています。体重などの詳細な規定はありませんが、平均体重は4.5~5kg前後、体高は地面から30cm前後、体長は40~50cmです。

ミニチュアダックスの性格

ミニチュアダックスは、人懐っこく好奇心旺盛です。また、遊び好きで甘えん坊な性格をしているため、一緒に楽しく暮らしていける犬種です。

一方、強い警戒心も持ち合わせているため、初対面の人や犬などに攻撃的になることがありますが、自立心があり賢いので、しつけがしやすい性格だと言えます。

ミニチュアダックスの毛色

ミニチュアダックスの毛色と飼い方

単色(スムースヘアー、ロングヘアー)

レッド、レディッシュ・イエロー、イエロー(鮮明な色が好ましいとされ、黒毛が混ざっているものも認められています。)

2色(スムースヘアー、ロングヘアー)

ブラック&タン、ブラック&イエロー、ブラウン(チョコレート)&タン、ブラン(チョコレート)&イエロー

その他(スムースヘアー、ロングヘアー)

ダップル(ダークブラック、ダークレッド、ダークグレーから構成される大理石のような模様)、タイガーブリンドル、ブリンドル(レッドまたはイエローで構成された濃い縞模様)

ワイアーヘアーの毛色は、明色または暗色の単色でワイルドボア、ドライリーフ、デッドリーフ(枯葉色)、さらに上記のスムースヘアー、ロングヘアーの毛色が認められています。

ミニチュアダックスの飼い方

ミニチュアダックスのしつけ

ミニチュアダックスは、もともと猟犬だったため吠えやすい気質をもっています。他犬とすれ違った際や来客の際に威嚇吠えをしたり、遊びやおやつ要求する際の要求吠えをする傾向にあるので、子犬のうちから吠えないようにしっかりとしつけを行うようにしましょう。

ミニチュアダックスの運動

とても活発で遊び好きなミニチュアダックスは、散歩も大好きです。毎日、朝晩30分以上は散歩をしてあげるようにしてください。また、獲物を追うことが好きな犬種ですので、散歩以外にボールなどで遊んだり、オモチャやおやつを隠してハンティングゲームのような遊びの時間も作るようにしましょう。ただし、胴が長いため腰に負担がかかりやすいですので、過度の運動は避け、適度に遊んであげてください。

また、脚が短いので、夏場はアスファルトの反射熱を受けやすいです。散歩の際は、必ず地面が熱くないかを確認してから歩かせるようにしてください。

ミニチュアダックスの被毛の手入れ

スムースヘアーは短毛のため、比較的手入れは簡単です。濡れタオルで体全体を拭き取り、ラバーブラシなどで毛並みに沿ってブラッシングをしながら、抜け毛などを取り除いてあげてください。

ロングヘアーは毛玉ができやすいので、ていねいにケアをしてあげる必要があります。まずは、コームなどで毛玉のできている箇所がないか身体全体を確認しましょう。もし、毛玉ができていた場合は、スリッカーブラシでやさしくほぐしてあげてください。

ワイヤーヘアーは、足の付け根あたりに毛玉ができやすいため、ていねいに確認をして手入れをしてあげてください。獣毛ブラシで抜け毛などをしっかりと取り除き、体全体をていねいにとかしてあげると、被毛に艶がでます。

ミニチュアダックスのかかりやすい病気

ミニチュアダックスのかかりやすい病気と平均寿命

椎間板ヘルニア

胴が長いミニチュアダックスは、椎間板ヘルニアにかかりやすい傾向にあります。椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にある椎間板というクッションの役割をしている箇所が変形し、神経を圧迫する病気です。

マラセチア皮膚炎

原因は不明ですが、カビの一種であるマラセチア酵母菌によって皮膚に炎症を起こす病気で、主にわきの下や足の指の間、お腹に症状が出ることが多く、かゆみと赤みが生じ、独特の匂いが出ます。

パターン脱毛症

ミニチュアダックスに比較的多くみられる病気で、先天性疾患と言われています。この病気は、部分的左右対称に部分的な脱毛が発生し、特に耳介部などに症状が現れます。

食物アレルギー

どの犬種にも起こりうる病気ですが、ミニチュアダックスは特に食物アレルギーにかかりやすいと言われ、たんぱく質に対すてアレルギー反応を起こしやすいことが知られています。主な症状としては、下痢になったり、湿疹やかゆみが出たりします。

環軸亜脱臼

環軸亜脱臼とは、頸椎の一番目と二番目のつながりが弱いため、脱臼のような状態になる病気です。胴長のミニチュアダックスに好発しやすいとされ、症状としては歩行の様子がおかしくなったり、首の動きがぎこちなくなったります。

ミニチュアダックスの平均寿命

ミニチュアダックスの寿命は、12~16歳と言われていて、小型犬の中でも比較的長寿な犬種です。

ミニチュアダックスの価格相場

ミニチュアダックスの相場は、購入元(ペットショップやブリーダーからの直販)や、人気の毛色や血統により変動し、10~30万円前後となっています。

ミニチュアダックスを飼っている有名人

・ローラ(モデル)
・安室奈美恵
・坂上忍
・亀梨和也
・小池徹平

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