ソマリの飼い方で気を付けたい環境とポイント

ソマリの飼い方で気を付けたい環境とポイント

ソマリの性格

ソマリは、人懐っこく陽気

ソマリは基本的に人懐っこく陽気な性格をしています。人に甘えるのが大好きで、たくさん話しかけてくるフレンドリーな猫です。また、やさしく触ったり膝に乗せるといったソフトなスキンシップを好み、心を許した人間にはべったり寄り添います。ソマリは時間をかけて信頼関係を築いていけば、飼い主さんの愛情にちゃんと応えてくれます。

好奇心旺盛で遊び好き

好奇心旺盛で遊び好き
世界最古の家猫であるアビシニアンから作られたソマリは、野性的な趣きを残す猫種であり、好奇心旺盛で何にでも興味を示します。遊びも大好きで猫じゃらしや羽のおもちゃをリズミカルに動かすと喜んで反応し、飛び上がったり追いかけたりします。

賢く感受性が高い

賢く感受性が高い
ソマリは「犬のような性質の猫」と言われることがあります。普段は自由気ままに過ごしているように見えますが、実は賢くて物覚えが良い猫でもあります。また、感受性の高さも特徴であり、飼い主さんの表情や言葉のニュアンスを敏感に感じ取り、意図を理解することができます。

やや神経質で気難しい一面も

ソマリには、やや神経質で気難しい一面もあります。普段は特に気になることはありませんが、見知らぬ人が家に来たときや引っ越しなどで環境が変わったときは警戒心を露にすることがあります。

また、自動車や工事の騒音、掃除機の音、子どもの声などで騒がしい環境もやや苦手です。ほかにも狭い部屋やケージに入れたり、抜け毛の処理を怠ると機嫌が悪くなることがあります。ソマリは、そういう意味でやや手がかかる猫と言えるでしょう。

しつけのポイント

しつけはできるだけ早く

しつけはできるだけ早く
飼い主さんとソマリがいい関係を築くのに欠かせないのがしつけです。「猫は気まぐれで言うことを聞いてくれない」と最初からしつけを諦めている方がいますが、ソマリは賢く物覚えがいいのでしつけは早ければ早いほど効果的です。

しつけとはその家のルールを教えることですから、ソマリを家に迎えたらできるだけ早くトイレや爪とぎのしつけを行いましょう。

怒鳴ったり叩いたりしない

しつけをする際、ソマリを怒鳴ったり叩いたりしてはいけません。感受性が強いソマリは飼い主さんの怒りに敏感に反応し、逃げたり隠れたりしてしまいます。

猫は怒られた叩かれたことは認識できますが、なぜ怒っているのか理解できません。つまり、自分がやったことと怒られたり、叩かれたりする事実が結びつかないのです。猫の中では「怖い思いをした」という認識にとどまり、「飼い主さんの機嫌が悪いからしばらく近づかないようにしよう」と考えるのです。このようなことが続くと飼い主さんに近寄らなくなり、しつけが困難になります。

しつけはタイミングが重要

ソマリがいくら賢いとは言え、猫は人間の言葉を理解することはできません。後から人間が「あれしたでしょ、これしたでしょ」と言っても猫にとっては「??」なのです。しつけはタイミングが重要です。では、いつしつければいいのでしょうか? 答えは簡単、その場でしつければいいのです。

トイレのしつけなら床の匂いを嗅いだり、その場をウロウロしたりする仕草を見せたときに、やさしく背中を押してトイレに誘導します。爪とぎなら壁や柱をガリガリ始めたときに、「そこじゃないよ」と正しい爪とぎ場所へと誘導します。いたずらをしたときは「ダメでしょ」とその場で止めさせてください。

最初は理解できなくても、何度も繰り返すことで正しいトイレや爪とぎの場所を覚え、「してはいけないんだな」と学習していたずらをしなくなります。

狭い部屋やケージに閉じ込めない

狭い部屋やケージに閉じ込めない
猫がいたずらをしたとき、しつけの一環として狭い部屋やケージに閉じ込める方がいます。しかし、ソマリにはやや神経質な一面があり、狭い場所に閉じ込められると機嫌が悪くなります。

好奇心旺盛で自由を好むソマリにとって、拘束されるに等しい狭い場所に閉じ込めるという行為はストレスがたまるだけであり、問題行動の原因になります。ソマリを狭い部屋やケージに閉じ込めるのは止めましょう。

家庭内のルールを統一する

ソマリがいくら賢くても、家族によって対応が違うとしつけが難しくなります。例えば、食卓に上がったときにお父さんは「よしよし」とやさしく体をなでました。この反応を見て賢いソマリは「食卓に乗ってもいいんだ」と理解するでしょう。それどころか食卓に乗ると体をなでてもらえることを学習し、甘えたいときは食卓に上がるようになります。

ところが、お母さんの前で同じことをすると、「ダメでしょ」と叱られてしまいました。これでは賢いソマリでも混乱してしまいます。このようなことにならないように家庭内のルールを統一しておきましょう。

こういうときはこうしつける

人の手や足を噛んだらその場から立ち去る

猫にとってかむという行為は獲物を捕まえるときに必要な動作であり、人の手や足をかむのには狩りの手順を確認する意味があるとされています。本能であり止めさせることは困難ですが、かむ対象が人である必要はなく、対象が別のものに移すことは可能です。

では、かみ癖のある猫にはどう接すればいいのでしょうか? 大声を出したり手足をバタバタさせて大騒ぎしたりすると、遊んでもらえると勘違いされてしまい逆効果です。

かまれたときは騒がずに静かにその場から立ち去りましょう。かんでも何もいいことはないと猫に学習させるのです。また、かむむのにちょうどいいネズミの形をしたおもちゃや小さなぬいぐるみを与えるのも効果的です。ぬいぐるみにかむ対象が向かえば、人の体をかまなくなります。

乗ってほしくないところに乗ったときはおもちゃで気を逸らす

ソマリは高い所が大好きです。しかし、人間にとっては、化粧台や食卓、シンクやコンロなど乗ってほしくない場所もあります。

そんなときは、普段は出さないようなダミ声でソマリの気を引いたり、おもちゃで気を逸らしたりして、自然に下りるように仕向けましょう。おとなしく下りたら、ごぼうびに遊んであげたりおやつを上げたりすると効果的です。

いたずらをしたときは霧吹きをかける

好奇心旺盛なソマリは何にでも興味を示します。テーブルや棚から物を落として持っていったり、人間の食べ物を横取りしようとしたり、ゴミ箱を荒らしたり、何でもやらかします。

そんなとき「これはやってはいけない」とすぐにわからせるのに効果的なのが霧吹きです。いたずらをした瞬間に霧吹きでソマリに水をかけると驚いてその場からいなくなります。

最初は意味がわからなくても繰り返すことで、「これをやると嫌なことが起こる」ということを学習していたずらをしなくなるのです。

入ってほしくないところには両面テープを貼る

縄張り意識の強い猫は用がなくても家中の部屋に入りたがります。しかし、人間にとっては「いたずらされたくない」「物を落としたりすると危険」などの理由で入ってほしくない場所があります。

そこで、入ってほしくない場所に両面テープを貼りましょう。猫は肉球がベタベタする感触が苦手なので、こうすることで不快な感触が記憶に残り、その場所に入らなくなります。

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