ノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛対策はどうしたらいい?ブラッシングと食事から考える

ノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛対策はどうしたらいい?ブラッシングと食事から考える

ノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛対策

しっかりとした抜け毛対策が必要

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴と言えば、フサフサしたボリュームのある被毛です。寒さと深い雪から身を守っている長い被毛は、トップとアンダーに分かれたダブルコートになっています。
一般的にダブルコートの猫はシングルコートの猫よりも抜け毛が多いとされています。ノルウェージャンフォレストキャットも例外ではなく、夏の間に抜け毛が増えるので、しっかりと対策しましょう。

ただし、猫の抜け毛の量には個体差があります。抜け毛の量が多い猫がいれば少ない猫もいますので、どれくらい抜け毛が出るのかよく観察してください。

同じノルウェージャンフォレストキャットであっても毛質が異なり、フワフワした毛質よりもサラサラした毛質のほうが抜け毛の量は少ない傾向にあります。

グルーミングだけでは不十分

グルーミングだけでは不十分
猫は自分でグルーミングを行う動物です。やわらかい体を活かし、舌と唾液を付けた手で器用に全身の被毛を整えて、抜け毛や毛玉を取り除きます。

猫の唾液には殺菌作用があるので、衛生面だけを考えるならグルーミングだけでも十分です。しかし、抜け毛対策という点では不十分です。ボリュームのある被毛を持つノルウェージャンフォレストキャットは、短毛種の猫よりも抜け毛の量が多く、セルフケアには限界があります。

毎日のブラッシングが欠かせない

毎日のブラッシングが欠かせない
ノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛対策として欠かせないものが、ブラッシングです。普段は1日1回、猫の体にブラシやコームを入れましょう。

猫の抜け毛の量が多くなる夏場は1日2回行いましょう。長い被毛が密集している首周りと、背中から側面にかけて重点的に、毛の流れに沿ってブラッシングしてください。

また、フサフサした尻尾にも軽くブラシを入れましょう。ブラッシングに使う道具は、ピンブラシとコーム、それに抜け毛取り用のスニッカーブラシです。

まず、スニッカーブラシで軽く抜け毛を取り除いてから、コームとピンブラシで猫の体全体を整えます。スニッカーブラシは抜け毛取りに便利ですが、必要な毛まで抜いてしまわないように注意してください。

毎日の食事に気を配り抜け毛を減らす

猫の抜け毛対策で重要なのが、毎日の食事です。十分な量のフードを食べていなかったり、栄養バランスが乱れていたりすると毛並みが悪くなり、どうしても抜け毛の量が増えてしまいます。

また、ノルウェージャンフォレストキャットは体が大きい猫なので、栄養価の高い食事が必要です。タンパク質や脂肪の摂取量が不足すると、被毛を作る皮膚に十分な栄養が行き渡らず、毛並みが悪くなってしまいます。

そのため、猫が体重と運動量に見合った量のフードを食べているかチェックしてください。そのうえで食事の栄養バランスにも気を配りましょう。

また、猫の皮膚と被毛の健康には「必須脂肪酸」が欠かせません。これは、猫の体内で生合成できないので、食事から取る必要があります。良質な必須脂肪酸の供給源である、動物性脂肪を多く含むフードを与えてください。中でもDHA・EPAなどの「オメガ3脂肪酸」には、皮膚のバリア機能を保つ働きが認められています。DHA・EPAはイワシやサバなどの青魚に多く含まれています。

カットとシャンプーで被毛を整える

サマーカットで被毛のボリュームを調整する

スカンジナビア半島原産の猫であるノルウェージャンフォレストキャットは、北欧の厳しい寒さにも耐えられる豊かな被毛を持ちますが、暑さには強くありません。
北欧の夏は涼しくて湿気が少ないからです。いくら夏毛に生え変わるとはいえ、日本の真夏にこの被毛では暑苦しく感じてしまいます。

そのため、暑い夏には思い切ってサマーカットを行い、猫の被毛ボリュームを調整しましょう。ペット用の美容院でカットしてもらうのが一番簡単ですが、家で首周りやお腹の毛に軽くハサミを入れるだけでも十分に効果があります。

バリカンを使うと短時間でカットできますが、猫が嫌がる場合は避けてください。サマーカットを行うと被毛の通気性が良くなり、蒸し暑い夏場も快適に身軽に過ごせるようになります。

シャンプーで皮脂汚れを取り除く

ノルウェージャンフォレストキャットの被毛は寒さと水気から体を守る目的で、薄い皮脂で覆われています。この皮脂にはゴミやホコリがつきやすいので、月1回はシャンプーを行って汚れを落としましょう。

シャンプーを怠ると猫の皮脂についた汚れが黒ずんで落ちにくくなります。皮脂にこびりついた汚れは水だけでは落ちないので、ペット用のシャンプーを被毛の奥までもみこむようにして、よくなじませてから洗い流してください。

ただし、猫は水に濡れるのを嫌うので、成猫になってからではなかなかおとなしくシャンプーをさせてくれません。子猫のころからシャンプーに慣れさせておきましょう。

抜け毛と関係のある病気

抜け毛と関係のある病気

毛玉症

猫の抜け毛を放置すると「毛玉症」という病気を引き起こすことがあります。毛玉症はグルーミングの際に飲み込んでしまった抜け毛がお腹にたまる病気です。豊かな被毛を持つノルウェージャンフォレストキャットは、グルーミングの際に飲み込む抜け毛の量が多いので、毛玉症になりやすいとされています。
猫の毛玉症の予防には毎日のブラッシングが欠かせません。さらに、食物繊維を多く含むフードを与えて、飲み込んだ毛の排出を促しましょう。

皮膚炎

生え変わりの時期でもないのに猫の毛がごっそり抜ける場合は、「皮膚炎」を起こしている可能性があります。毛が抜けてブツブツや赤みができている箇所がないか確認しましょう。
また、ノミやダニが原因で皮膚炎を発症することがあります。異変を感じたら早めに動物病院を受診してください。

心因性脱毛症

心因性脱毛症
人間がストレスによって髪の毛が抜けるように、猫もストレスによって抜け毛が増えることがあります。ストレスによって抜け毛が増える病気を「心因性脱毛症」と呼びます。

「猫がずっと同じところばかりをなめている」「毛づくろいを長時間続けている」これらの異変を発見したときは、猫が強いストレスを感じている可能性があります。

猫のこうした行動は、強い不安や恐怖を感じたときに気持ちを落ち着かせる「転位行動」と呼ばれる現象です。転位行動そのものは珍しくありませんが、あまりに頻度が多い場合は要注意です。

心因性脱毛症の予防にはストレスの原因を取り除く必要があります。猫が不安や恐怖を感じずに暮らせる環境を整えましょう。

tags