ブリティッシュショートヘアの抜け毛対策はどうしたらいい?ブラッシングと食事から考える

ブリティッシュショートヘアの抜け毛対策はどうしたらいい?ブラッシングと食事から考える

ブリティッシュショートヘアの抜け毛対策

短毛種だが抜け毛が多いブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアは短毛種ですが、短くやや硬い毛が密集して生えています。密集した毛は、イギリスの寒冷な気候に適していますが、ボリュームが多いので抜け毛が多く出ます。
特に、冬毛から夏毛に生え変わる初夏と夏毛から冬毛に生え変わる秋は、普段よりもたくさんの毛が抜けるのでしっかり対策しましょう。

毛づくろいだけでは不十分

毛づくろいだけでは不十分
猫は自分で毛づくろいを行う動物です。猫の行動を観察していると、一日に何度も毛づくろいを行って毛並みを整えている様子が見られます。「自分で処理しているのだから何もしなくていいのでは?」と思いがちですが、そうではありません。毛並みを整えるだけなら毛づくろいで十分ですが、抜け毛対策としては不十分です。

猫は毛づくろいの際に、抜け毛を飲み込んでしまいます。抜け毛が少量であればそれほど問題はありませんが、大量の抜け毛を飲み込むと、お腹に毛玉がたまってしまう「毛球症」という症状を引き起こします。

毎日ブラッシングを行う

猫の被毛のお手入れはブラシとコームで行います。ブリティッシュショートヘアは毛が短く絡まりにくいので、コームを使う必要はありません。1日1回、軽くブラシを入れて毛並みを整え、抜け毛をていねいに取り除きましょう。普段は軽くブラッシングするだけで十分です。

生え変わりの季節は、普段よりも時間をかけてブラッシングしてあげてください。ブラシを毎日入れることで、ツヤのある美しい被毛を保つことができます。

食事の栄養に気を配り抜け毛の量を減らす

被毛のお手入れも大切ですが、猫の食事の栄養に気を配り、抜け毛の量を減らすことも大切です。抜け毛は、古い毛と新しい毛が入れ替わる自然な現象です。抜け毛が出ること自体は問題ありませんが、生え変わりの時期でもないのにゴソッと毛が抜ける場合は要注意です。普段から抜け毛の量が多い猫は、栄養不良の可能性があります。

被毛と皮膚の健康維持に最も重要な栄養素はタンパク質です。猫が食事から摂取したタンパク質の約25%から30%が、皮膚や被毛に使われることが報告されています。猫の抜け毛の量を減らすには、高タンパク質の食事が欠かせません。ただし、いくら高タンパク質の食事を与えても、十分に消化されなければ意味がありません。

肉食動物である猫は、植物性タンパク質の消化が苦手です。良質な肉や魚を豊富に使い、動物性タンパク質をたくさん取れるフードを与えましょう。

ブリティッシュショートヘアのブラッシング方法

ブリティッシュショートヘアのブラッシング方法

ブラッシングを嫌がる猫にはハンドブラッシングから始める

猫の抜け毛対策にブラッシングが必要でも、強引に行うとブラシを見ただけで逃げるようになります。また、きれい好きな猫ほどブラッシングを嫌がる傾向があります。そこで、ブラッシングを嫌がる猫には、道具を使わずに手で体をなでる「ハンドブラッシング」から慣れさせましょう。ぬれた手で猫の体をなでるだけで、抜け毛を取ることができます。

ハンドブラッシングは以下の手順で行います。

  • 霧吹きで手を軽くぬらします
  • 頭からお尻に向かって両手でなでます。抜け毛が手についたら水で洗い流してください
  • 次にお尻から毛を逆立てるように頭に向かってなでます
  • 仕上げに毛の流れに沿ってなでて毛並みを整えます

ラバーブラシと獣毛ブラシが適している

本格的に猫にブラッシングを行う前に、道具を選びましょう。短毛種のブリティッシュショートヘアには、ラバーブラシと獣毛ブラシが適しています。

ラバーブラシはゴムでできたブラシですが、最近増えているシリコン製のブラシも含まれます。ラバーブラシは抜け毛がよく取れるだけでなく、猫の皮膚を痛める心配がないので、短毛種の猫に適しています。一方、獣毛ブラシは動物の毛でできたブラシで、豚や猪の毛が使われています。やわらかいブラシと硬いブラシがありますが、ブリティッシュショートヘアには必ずやわらかいブラシを使いましょう。

お尻から頭に向かってブラシを入れる

ブリティッシュショートヘアは毛が短い猫なので、皮膚を傷つけないように浅くブラシを入れましょう。ブラシを入れる方向は毛の向きと逆です。お尻から頭に向かって、毛を逆立てるようにしてブラシをかけてください。ただし、顔はブラシが目や鼻に入らないように、中央から外側に向かって慎重にブラシをかけましょう。仕上げに、毛の流れに沿って軽くブラシを入れ、毛並みを整えます。

お腹は上から下に向かってブラシを入れる

猫のお腹は抜け毛が出やすいので、忘れずにブラシを入れてください。猫を座らせたティディベアのように抱え、自分の手を前脚の下に入れて固定し、上から下に向かってブラシを入れます。
あまり時間をかけると嫌がって猫に抵抗されてしまいますから、手早くブラシをかけるように心がけてください。もし、抱っこを嫌がる場合は、寝そべった状態にさせて片方の前脚の付け根から持ち上げて、猫の体を開きましょう。

ブラッシング好きにさせるコツ

ブラッシング好きにさせるコツ
どんなにやさしくブラシを入れても、嫌がる猫もいます。抜け毛対策にブラッシングは欠かせませんが、強引に行うと猫はストレスに感じてしまいます。
ブラッシング嫌いな猫をブラッシング好きに変えるには、「ブラッシングは楽しい」と感じてもらうのが一番です。

ブラシを入れるタイミングを工夫する

ブラッシングのタイミングを考えましょう。飼い主さんの都合で行うのではなく、猫が膝に乗っているときなど、リラックスしているときに行いましょう。
しかし、いくらリラックスしていても、いきなりブラシを入れると嫌がって逃げてしまいます。まず、頭や体を優しくなでて安心させてからブラシを入れましょう。

手の届く場所にブラシを置く

猫にブラッシング好きになってもらうには、ブラシに親近感をもってもらう必要があります。見慣れないブラシを急に出すと、猫は身構えてしまいます。
しかし、普段から手が届く場所にブラシを置き、興味をもったら触れるようにしておけば、自然な流れでブラッシングを受け入れてくれます。猫が膝に乗ったときにブラッシングのタイミングを逃さないためにも、手の届く場所にブラシを置きましょう。

マッサージしながらブラシを入れる

マッサージしながらブラシを入れる
猫にマッサージを行いながらブラシを入れるのもいい方法です。猫には、頬、のど、お腹などそれぞれ気持ちいいと感じるツボがありますので、マッサージをしながらブラシを入れることで抵抗感をなくすことができます。

ブラッシングが終わったらおやつを与える

「ブラッシングをさせるといいことがある」と猫に学習させる方法も効果的です。ブラッシングが終わったタイミングで、猫が大好きなおやつを与えましょう。そうすることで、「ブラッシング=おやつ」という図式が猫の中でできあがり、ブラッシング好きになります。もちろん食べ物では釣られない猫もいるので、これは猫の性格によりけりです。

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