ヨークシャーテリアのフードの与え方について年齢別に回数や量、カロリーを解説します

ヨークシャーテリアのフードの与え方について年齢別に回数や量、カロリーを解説します

ヨークシャーテリアに最適な栄養バランス

摂取量に注意しながらカルシウムを取りましょう

ヨークシャーテリアはジャパンケネルクラブで登録されている犬種の中で、チワワの次に小さな犬として知られています。非常に華奢(きゃしゃ)な骨格をしているので、骨折や脱臼の予防のために栄養バランスを考慮した食事を心がける必要があります。

骨や関節を強くする栄養素と言えば、皆さんご存知の「カルシウム」です。カルシウムは、私たち人間にも必要不可欠ですが、何と犬は人間の14倍ものカルシウムが必要と言われています。つまり、犬にとってカルシウムはとても重要な栄養素なのです。そのカルシウムは、99%が骨や歯に、残りの1%が血液や筋肉の成長のために消費されます。

犬が必要とする1日のカルシウム量は、体重1kgに対し10~15gです。成犬のヨークシャーテリアの平均体重は2~3kgなので、1日20~45gのカルシウムを必要とします。

カルシウムは犬の体に必要ですが、多く摂取すればいいというわけではありません。過剰摂取は、逆に骨や関節に異常を来してしまうおそれがあります。そのため、与えているドッグフードの成分量を確かめ、カルシウムの過剰摂取にならないように注意してください。

栄養バランスのとれたドッグフードなら、多くの場合、1日に必要なカルシウムが十分含まれているので追加して与える必要はありません。カルシウム不足より、過剰摂取にならないよう気を配ることが大切です。

良質なタンパク質が重要

良質なタンパク質が重要
カルシウムと並び、ヨークシャーテリアの強い骨や筋肉を作るのに必要な栄養素が「タンパク質」です。

タンパク質は、ヨークシャーテリアのつややかな被毛や、活発に体を動かすエネルギー源として活用され、健康維持にも重要な栄養素です。

タンパク質の1日の必要摂取量は、成犬で体重1kg当たり4.8gとされているので、ヨークシャーテリアでは1日9.6~14.4gを摂取することが理想的です。なお、成長期の子犬や、筋力が衰えてきたシニア犬は、さらに多くのタンパク質を必要とします。

タンパク質には、肉や魚に含まれる「動物性タンパク質」と、大豆やお米などに含まれる「植物性タンパク質」があります。犬はもともと肉食動物なので、動物性タンパク質のほうが消化吸収しやすい体質です。そのため、脂身の少ないチキンや良質なサーモンとった魚を積極的に与えるようにしましょう。

体の名脇役的な存在 ビタミン

ビタミンは、体のさまざまな働きをスムーズに行えるように調整してくれる成分の総称です。その種類は20以上もあり、「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミン」の2つのグループに分けられます。

ビタミンAやビタミンDは脂溶性ビタミンに該当し、脂肪に溶ける性質をもつので、脂肪と一緒に摂取することが望ましいと言えます。しかし、取りすぎると脂肪組織としてたまってしまうので、摂取量に気を付けてください。特に、ヨークシャーテリアは関節が弱いので、脂肪を蓄えてしまうと膝や関節を痛めてしまうおそれがあります。

ビタミンB群やビタミンCは、水溶性ビタミンに分けられ、その名のとおり水に溶ける性質をもちます。そのため、水溶性ビタミンは、とりすぎても体外へ排出されるので、過剰摂取の心配はありません。

ドッグフードには、必要最低限のビタミンを含んでいることがほとんどなので、追加して摂取する必要はないでしょう。

健康な骨のためにコラーゲンを

ヨークシャーテリアはデリケートな体格なので、関節をサポートしてくれる栄養素を積極的に取らせましょう。

特に、シニア犬になるころには合成力が低下し、軟骨が擦り減り、痛みを引き起こしてしまう場合があります。そんなときに好ましいのがコラーゲンです。コラーゲンは、骨を強くする以外にも皮膚・被毛・血管を作る作用があります。

コラーゲンの1日の必要摂取量は、ヨークシャーテリアの場合、0.8~1.2gが理想的です。また、コラーゲンは、24時間かけて血中からなくなるので、毎日摂取することが望ましいでしょう。

ヨークシャーテリアに与えるフードの量と回数

ヨークシャーテリアの成長期に必要なカロリー

ヨークシャーテリアの成長期に必要なカロリー
超小型犬のヨークシャーテリアには、約10か月前後まで子犬用のドッグフードを与えます。成長期のこの時期は、強い体を作るため栄養素の高いフードが必要です。
成長期の子犬が1日に必要とするカロリーは以下のとおりです。

成長期の月齢別の1日に必要なエネルギー(kcal/kg)

生後2か月 106
生後4か月 140
生後6か月 180
生後8か月 190
生後10か月 199

離乳食時期は、ドッグフードを水やぬるま湯でふやかしてあげると食べやすくなります。また、6か月目くらいまでは量を食べることができないので、食事の回数を1日3~4回に分け、それ以降は1日2~3回になるよう移行していきます。

ヨークシャーテリアの成犬期に必要なカロリー

成犬期のヨークシャーテリアが1日に必要とするカロリーは以下のとおりです。

成犬のタイプ別の1日に必要なエネルギー(kcal/kg)

避妊・去勢していない成犬 212~287
避妊・去勢済みの成犬 188~255
肥満ぎみの成犬 169~224
妊娠初期から6週目までの成犬 212~288
妊娠後期の成犬 353~480
授乳中の成犬 470~1280

ちなみに、ヨークシャーテリアは好き嫌いが多く、ムラ食いだったり食が細かったりと食事についての悩みは尽きないかもしれません。しかし、頻繁に違うメーカーのドッグフードを与えると飽きやすくなってしまうので、好んで食べてくれるドッグフードがあればできるだけ同じものを与えるようにしましょう。

10か月以降からは成犬用のドックフードを1日2回に分け、与えます。愛犬の運動量や健康状態によって必要なカロリーは変わってくるので、その都度調整をしてみてください。

ヨークシャーテリアのシニア期に必要なカロリー

ヨークシャーテリアのシニア期に必要なカロリー
シニア期のヨークシャーテリアが1日に必要とするカロリーは以下のとおりです。

シニア犬の1日に必要なエネルギー(kcal/kg)

シニア犬 165~223

7歳を迎えたヨークシャーテリアには、シニア犬用のドッグフードを与えるようにし、1日の食事回数の目安は2~3回です。低カロリー・高タンパク質なドッグフードを選び、衰えてきた体をサポートするような食事に切り替えていきます。

また、消化機能が低下してくるので、1回の食事量が減ってきたなと思ったら量を減らし、回数を増やしてあげましょう。同時に、かむ力も弱くなってくるころなので、うまく咀嚼(そしゃく)できなくなってきたら、ドッグフードをふやかして与えてください。

ヨークシャーテリアの平均寿命は約13歳とされ、小型犬の中では長生きな犬種です。元気に健康で過ごしていけるよう、シニア犬は半年に1度は動物病院で定期健診を受けることをお勧めします。

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