猫の種類 エキゾチックショートヘア

エキゾチックショートヘアの目の特徴

エキゾチックショートヘアと言えば「ブサかわいい」と表現されるユーモラスな表情が印象的ですが、この表情を作り出すパーツのひとつが大きな目です。

パッチリした目はビー球のようにまん丸で透き通っています。目と目の間隔が広いのも特徴となっており、目の色はイエロー、オレンジ、カッパーなどがあります。

 

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目次

エキゾチックショートヘアの目にはこんな魅力がある

目力が強いエキゾチックショートヘア

とにかく目力が強い

エキゾチックショートヘアの大きく丸い目は見る人に強い印象を与えます。何といっても目力が強く、くりっとした目で見つめられるだけでドキドキしてしまいます。

猫は時折、何かをジッと見つめるような視線を送ることがあります。特に意味はないとされていますが、エキゾチックショートヘアは目力が強いため、普通にしているだけで、まるで何かを訴えかけているように感じます。

ユーモラスな表情を演出している

エキゾチックショートヘアと言えば、その豊かな表情が魅力です。まん丸なお顔に大きな目と潰れた鼻、まるで漫画やアニメのキャラクターのような個性があります。

ただ視線を送るだけでも強い印象を与えるエキゾチックショートヘアの目は、ユーモラスな表情を演出しています。上を見上げたときの甘えたような目、下を向いているときのキョトンとした目はかわいらしく、とても魅力的ですね。

エキゾチックショートヘアはよく「ブサかわいい」と表現されますが、間違いなくこの目が影響しています。そのときによってさまざまな印象を与える大きく丸い目は、エキゾチックショートヘアのシンボルなのです。

鋭い眼光も魅力的

鋭い眼光のエキゾチックショートヘア

ブサかわいいとよく言われるエキゾチックショートヘアですが、肉食動物なので狩りもけんかもします。獲物を前にしてキリッと鋭い眼光を飛ばすエキゾチックショートヘアはすごく頼もしいのです。

この目でにらまれたらネズミは凍りつくことでしょう。普段はのんびりしていても、獲物を前にすると鋭いハンターの視線を見せるのです。大きく丸い目が野性的に輝く瞬間はとても見ものですね。

また、不機嫌になり怒ってるときの眼光鋭い目も魅力的です。「ついさっきまでのブサかわいさはどこに行ったの!?」というくらい豹変した表情で、「機嫌が悪いんだよ! 近づくな!」と威嚇するかのようににらみつけます。

目が吊り上がり瞳孔が大きく広がると、すぐにでも猫パンチが飛んできそうな迫力があります。怒ったときの目も魅力的なエキゾチックショートヘアですが、本気になると怖いので無闇に怒らせるのはやめましょう。

眠たそうな目はとにかくかわいい

眠たそうな目のエキゾチックショートヘア

普段のエキゾチックショートヘアはいたって穏やかで物静かですが、眠たいときはトロッとした目になって、とにかくかわいらしいものです。

猫も人間と同じように眠たくなると、まぶたが下がってきますが、エキゾチックショートヘアは眠くなると目が細くなり、少しほほえんでいるような顔になります。このうつらうつらとしているときの半目もキュートですね。やがて目をつぶりスヤスヤとお昼寝してしまいますが、寝ているときの表情もやっぱりブサかわいさを失いません。

エキゾチックショートヘアに多い目の病気

丸く大きな目は表情豊かで魅力的ですが、人為的に作り出されたエキゾチックショートヘアは遺伝性疾患が多い猫種とされています。目の病気も多いので、普段から異常がないか観察し、何か異変があればすぐに動物病院を受診しましょう。

エキゾチックショートヘアは、主に以下の目の病気にかかりやすいとされています。

眼瞼内反症

エキゾチックショートヘアに多い目の病気

眼瞼(がんけい)内反とは、何らかの原因で主に下まぶたが内側に入り込む現象です。下まぶたが内側に入ると、まつげや目周辺の被毛が眼球をこすりやすくなり、炎症や潰瘍を引き起こすことがあります。

ペルシャは先天的にこの病気を発症しやすいことがわかっていますが、エキゾチックショートヘアはペルシャの血を引いているので、ペルシャ同様に発症リスクが高いとされています。

この病気を放置すると、角膜が傷ついて感染症を引き起こし、重症化すると失明することがあります。普段からまぶたが内側に入っていないか、まつげや被毛が眼球に接触していないかを確認し、異常を発見したら早めに動物病院を受診しましょう。
治療は軽度で症状がなければ経過観察をします。目の充血、涙の量が多い、まばたきが多い、痛くて目を開けられないなどの症状がある猫には、痛み止めや消炎剤が処方されます。

また眼球に当たっているまつげや被毛を定期的に抜くこともあります。重度の場合は手術を行って目の構造を正常に戻す必要があります。

進行性網膜萎縮

「進行性網膜萎縮」は、眼の奥にある網膜が変性、または萎縮して正常に働かなくなる怖い病気です。遺伝性疾患であり、両目に発生して少しずつ進行し、やがて失明に至ります。

猫ではまれな病気ですが、ペルシャはこの病気を抱えていることが確認されています。そのため、ペルシャの血を引くエキゾチックショートヘアもこの病気を発症する可能性があります。

主な症状としては、暗い場所を怖がる、音に対して過度に敏感になる、おもちゃを追いかける遊びをしなくなる、高い所に上らなくなる、物にぶつかることが多くなるなどさまざまです。初期は夕方から夜の時間に目が見えなくなり、症状が進行すると日中も目が見えなくなり、視力の低下が目立つようになります。

進行性網膜萎縮は、有効な予防法も治療法も確立されていません。初期の段階であれば、目の働きに欠かせないタウリンを投与することで、症状の進行を遅らせることができますが、完治には至りません。

とは言え、命に関わる病気ではなく、症状の進行もゆっくりのため、万一、発症したとしても悲観することなく、視力が低下しても生活できる環境を整えていきましょう。なお、進行性網膜萎縮は生後2~3週齢で確認できる早期発症タイプと、生後1歳半~2歳で発症する晩期発症タイプに分かれています。いずれにしても早期発見が第一です。

白内障

白内障は、目の水晶体が白く濁ることで視覚障害が引き起こされる病気です。水晶体はレンズの働きをしているため、濁ってしまうと視界がぼやけてしまい視力の低下につながります。白内障は犬には多いものの猫には少ないとされていますが、エキゾチックショートヘアは先天的にこの病気にかかりやすいとされています。

主な症状としては、柱や壁にぶつかる、段差につまずく、高いところに上らなくなる、暗い場所を怖がる、物音に敏感になるなどさまざまです。白内障は予防が難しい病気ですが、発症しても初期であれば、点眼や飲み薬によって症状を軽減して進行を遅らせることが可能です。ただし、完治させることはできません。

重度の場合は水晶体の濁りを取り除く外科手術が必要です。初期の白内障は水晶体の濁りが少なく、飼い主さんが見ても異常に気付かないことがあります。普段から猫の行動をよく観察して、異変に気付いたときは早めに動物病院を受診しましょう。

 

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