ベンガルの模様はヒョウ柄のようで実は違う!?どんな種類があるの?

ベンガルの模様はヒョウ柄のようで実は違う!?どんな種類があるの?

ベンガルの模様の印象と特徴

ヒョウのような斑点模様

ベンガルはヤマネコのアジアンレパードとイエネコの交配によって生まれた猫種で、小型肉食獣のような野性味とたくましさが特徴です。

そんなベンガルのトレードマークと言えば、ヒョウを彷彿とさせる斑点模様です。短毛種でありながら厚みのある毛並み、ミンクのようなやわらかい被毛の感触と相まってほかの猫種とは一線を画しています。

もし、ベンガルが単色やバイカラーであったなら、いくら体つきが筋肉質でがっしりしていても、強い印象を与えることはできないでしょう。

ベンガルの魅力は独特の斑点模様に集約されていると言っても過言ではありません。ワイルドさと美しさを際立たせているベンガルの斑点模様をじっくり観察してみましょう。

ベンガルの模様はヒョウのようでヒョウではない

ベンガルの模様はヒョウのようでヒョウではない

ベンガルの模様は不規則に並び(写真上)、ヒョウのブチ模様は等間隔(写真下)
ヒョウの体には丸い形をしたブチ模様が等間隔

ベンガルのトレードマークはヒョウのような斑点模様です。しかし、よく見るとヒョウとは模様の形が異なることがわかります。ヒョウの体には丸い形をしたブチ模様が等間隔で描かれています。

一方のベンガルにはヒョウに見られるブチ模様は確認できません。それゆえにヒョウのような印象を与えながら、どこかヒョウとは違うと感じるのです。

成長によって変化するベンガルの模様

成長によって変化するベンガルの模様

ベンガルの模様は成長によって変化します。生まれたばかりの子猫は模様が薄くはっきりしていないことが多いとされています。これは子猫が白っぽいフワフワした毛をまとっている影響です。

特に、「シール」のベンガルは白猫と見間違えるほど全身が真っ白で、よく見ないと模様を確認できません。生後1~2か月になると白っぽい毛の下に模様を確認できるようになります。

シールのベンガルの子猫

模様の色は成長するにつれて少しずつ濃くなり、成猫になると模様がくっきり浮かび上がってきます。ベンガルの模様は時間をかけて完成していくのです。

ベンガルの模様の種類

ベンガルの斑点模様は大きく分けて、「スポテッドタビー」と「マーブルタビー」の2種類が存在します。タビーとは縞模様という意味です。この2種類の斑点模様にはどのような違いがあるのでしょうか? 詳しく見てみましょう。

ヒョウ柄に似たスポテッドタビー

ベンガルのヒョウ柄に似たスポテッドタビー

スポテッドとはタビーのストライプがぶつ切りにされていて、スポットと呼ばれる楕円、丸形、またはバラの花のような形が全身に広がっている模様のことです。

ヒョウ柄に似ていますがスポットの形が少し異なっています。ベンガルにおいてはバラのような形のスポットが全身に広がっているのが特徴です。

毛色との組み合わせによって、「ブラウンスポテッドタビー」「シルバースポテッドタビー」「ブルースポテッドタビー」などがあります。中でもスポットがよく目立つのがブラウンスポテッドタビーです。明るい地色に濃いブラックのスポットが浮かび上がり、コントラストがはっきりしています。スポテッドタビーはベンガルの代表的な模様であり、写真などで一度は見たことのある方が多いのではないでしょうか。

スポテッドタビーのベンガルの平均価格は約17万円です。ブラウンスポテッドタビーは最もポピュラーであり、入手が容易です。

濃淡のある2色で構成されるロゼット

濃淡のある2色で構成されるロゼット
スポテッドタビーの中でも濃淡のある2色で構成される模様を「ロゼット」と呼びます。ベンガルに強い愛着をもつ方はロゼット模様を持つ個体を好む傾向があります。

また、ロゼットにはさまざまなパターンがあり、スポットの中心に向かうほど色が薄くなるもの、スポットの外側が薄く色がにじんでいるもの、斑点よりも大きなスポットを持つものなどがあります。

さらにロゼットは形によって以下のように細分化されています。

・ドーナッツ
丸い形のスポットの中心は淡い色、外側は濃い色で構成されていて、黒い輪がつながってドーナッツのように見えるのが特徴です。最も美しいロゼットとされていて大変人気があります。
ベンガルの模様「ドーナツロゼット」

・ハーフ
ドーナッツを半分にした三日月形にも見えるスポットが特徴です。
ベンガルの模様「ハーフロゼット」

・パウプリント
肉球のように見えるスポットが特徴的です。スポット同士が完全にはつながっていないため、輪にはなっていません。また、その形から「ローズロゼッタ」と呼ばれることもあります。
ベンガルの模様「パウプリント・ロゼット」

・ジャガー
ドーナッツの中に小さな点があるスポットをジャガーと呼びます。ロゼットの中でとても珍しいパターンです。

大理石模様のマーブルタビー

ベンガルに見られる大理石模様のマーブルタビー

マーブルとは大理石のことです。全身に楕円形のマーブル模様が描かれているのが特徴で、大きな渦巻き模様のクラシックタビーに似ています。

模様の境界が明瞭なスポテッドタビーとは異なり、模様同士がくっついたり、混じったりしていて大理石のように見えることから、この名前で呼ばれています。また、全体的にスポテッドタビーよりも模様が占める割合が多くよく目立ちます。

代表的なブラウンマーブルタビーは、明るい地色によって濃いブラックのマーブル模様がくっきりと浮かび上がり、よく目立つことから根強い人気があります。

マーブルタビーのベンガルの平均価格は約15万円です。

ベンガルの理想的な模様とは

理想的なスポテッドタビー

ベンガルのスポテッドタビーは、ほかの猫種よりも個性的です。模様の出方には個体差がありますが、大きなスポットが横に並び、花冠状に配列されているのが理想とされています。

また、明るい地色によく映えるように色が濃いほど良いとされています。コントラストがはっきりしていて境界が明瞭であることも重要なポイントで、模様がくっきり浮き出ているほど良いとされています。

ベンガルの理想的なロゼット

ロゼットの場合は、内側が淡く外側が濃いなどのグラデーションがはっきり確認できるのが理想的です。模様の境界が明瞭であることが良いとされるスポテッドタビーとは、評価基準が異なっています。

理想的なマーブルタビー

マーブルタビーは模様同士がくっ付いたり混じったりしていますが、コントラストがはっきりしていて形がはっきり確認できるのが理想的です。模様がくっ付きすぎて、ごちゃごちゃしていると見栄えが悪くマイナスです。

マーブルタビーはアメリカンショートヘアの模様に似ています。アメリカンショートヘアは楕円形の縞が入るのが良いとされていますが、ベンガルではマイナスと評価されます。

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