スコティッシュフォールドの飼い方で気を付けたい環境とポイント

スコティッシュフォールドの飼い方で気を付けたい環境とポイント

スコティッシュフォールドは穏やかで人懐っこいですが、やや神経質な一面もあります。できるだけストレスの少ない環境で飼いましょう。そのほかスコティッシュフォールドを飼ううえで気を付けたいポイントをまとめました。

スコティッシュフォールドに適した環境で飼う

ストレスの少ない環境で飼う

スコティッシュフォールドは穏やかで人懐っこい性格をしています。その一方でやや神経質な一面もありますので、できるだけストレスの少ない環境で飼いましょう。

特に配慮したいのが騒音です。猫の聴覚は人間や犬よりも優れていて、10万ヘルツという人間には聴こえないような高音まで聞き分けることができます。

スコティッシュフォールドは人間からすれば気にならないような騒音にも敏感に反応します。音が大きい掃除機やドライヤーを使う際は、ストレスを与えないように別の部屋に移動させるなど工夫しましょう。また、子どもの甲高い騒ぎ声もストレスになります。小さな子どもがいる家庭では、子どもが普段過ごす部屋と猫が過ごす部屋を分けましょう。

適度に運動できるように工夫する

スコティッシュフォールドにキャットタワーで運動をさせる

スコティッシュフォールドは運動量が多い猫種ではありませんが、肥満やメタボを防いで足腰の筋肉を維持するために、適度に運動できるように工夫しましょう。

猫専用の部屋を確保したり、部屋と部屋を自由に出入りできるように猫専用の出入り口を設けると効果的です。また、キャットタワーを設置しても良いでしょう。

ただし、スコティッシュフォールドは遺伝的に腰や股関節の形成不全が現れやすく、足腰の負担に配慮する必要があります。高い場所から飛び降りると着地した衝撃で足を痛めることがあります。キャットタワーといった猫が飛び降りる場所の下には、弾力性のあるマットやクッションを敷いておきましょう。

スコティッシュフォールドに落ち着ける場所を用意する

スコティッシュフォールドに落ち着ける場所を用意する
穏やかな性格のスコティッシュフォールドは、のんびり過ごすのを好みます。落ち着いてくつろげる場所を用意し、お気に入りのベッドやクッションを置くといいでしょう。

ただし、猫は時間帯や季節によって寝る場所を変える習性があります。例えば、朝や夕方は日当たりのいい窓辺を好みますが、気温が上がる昼ごろになると日陰に移動します。

また、冬はフワフワした暖かなベッドや体がすっぽり入るキャットタワーのハウスなどで寝ますが、夏場はフローリングの床や家具の陰などひんやりした場所で寝ます。猫の居場所を用意する際は、気温や季節によって好みの場所を選べるように配慮しましょう。

夏場は涼しく過ごせるように工夫する

涼しいスコットランドで生まれたスコティッシュフォールドは被毛に厚さがあり、冬の厳しい寒さに耐えられる代わりに日本の高温多湿な夏は苦手です。

特に、長毛種のスコティッシュフォールドは被毛にボリュームがありますので、暑さ対策をしっかり行う必要があります。

日中の気温が30℃を超える6~9月にかけては、暑さで体調を崩さないように、部屋の中でも涼しく過ごせるように工夫しましょう。冷房の設定温度は28℃を目安に設定し、遮光カーテンなどで日陰を作り、梅雨の季節は除湿を行って湿度を下げましょう。冷房がない部屋で過ごす場合は、網戸をして風通しを良くしてください。

スコティッシュフォールドを飼う際のポイント

スコティッシュフォールドにフードを与えすぎない

運動量が多くないスコテッシュフォールドにフードを与えすぎるとすぐに太ってしまいます。体重が増えると足腰への負担が増して、腰や股関節の形成不全を抱えるスコティッシュフォールドは歩くこともままならなくなります。

また、スコティッシュフォールドは「肥大型心筋症」や「腎不全」などの内臓疾患を発症しやすいとされています。肥満になると心臓や腎臓に負担がかかり、心臓疾患や腎臓疾患の発症リスクを高めてしまいます。

少しでも健康で長生きしてもらうために、フードの与えすぎに注意しましょう。おやつをあげる際も与えすぎないようにしてください。

1日10分でもいいので遊びに付き合う

スコティッシュフォールドの肥満防止のために遊びに付き合う

スコティッシュフォールドはがっしりした体型をしているので、肥満やメタボを防ぐために適度な運動が必要です。ところがスコティッシュフォールドはあまり活発な性格ではなく、自分から運動したがらないことがあります。

そこで1日10分でもいいので遊びに付き合いましょう。猫じゃらしや羽のおもちゃで誘導したり、ボールを転がすなどして、部屋や廊下を走るだけでもいい運動になります。

飼い主さんが遊びに付き合うことで運動する習慣が身につきますし、ストレスの発散にもなりますから、健康で長生きできるようになります。

スコティッシュフォールドと一緒に過ごす時間を確保してたくさんスキンシップを行う

スコティッシュフォールドにたくさんスキンシップを行う

スコティッシュフォールドは人懐っこく甘えん坊です。寂しくて甘えたいのに飼い主さんがそばに居ないとストレスに感じてしまいます。

どんなに仕事や家事で忙しくても一緒に過ごす時間を確保し、たんさん甘えさせてあげましょう。その際は膝に乗せたり抱き上げるなどのスキンシップを行うと、猫は恐怖や不安を感じずに安心して過ごせます。

スキンシップはコミュニケーションにもなり、飼い主さんとの距離が縮まります。たくさんスキンシップを行いましょう。

留守番させる際は寂しさを感じないように配慮する

甘えん坊なスコティッシュフォールドは長時間の留守番がやや苦手です。独りで過ごす時間が長いと、寂しくて大きな声で鳴いたり、落ち着かずに暴れたりするなどの問題行動を起こす原因になります。

仕事や買い物で日中に家を空ける方は、猫が独りでも寂しく感じないように配慮しましょう。多頭飼いであればおもちゃを用意して一緒に遊ばせましょう。

1匹のお宅ではお気に入りのベッドやおもちゃをいくつも出しておくと、自分の匂いを感じられて寂しさをあまり感じずに過ごせます。

スコティッシュフォールドの多頭飼いはテリトリーを確保する

スコティッシュフォールドは穏やかな性格で協調性があり、多頭飼いにも適しています。とは言え、スコティッシュフォールドはのんびりしているので、同居猫に気後れすることがあります。

寝床やおもちゃを同居猫に横取りされないように、それぞれのテリトリーを確保しましょう。寝床は猫の数以上用意して、同居猫に占領されてもほかの場所に移れるようにしてください。また、トイレは猫の数だけ用意してください。食器は猫の数だけ用意し、食欲旺盛な同居猫にフードを食べられてしまうときは、別々の部屋で与えてください。

被毛と耳の手入れはていねいに

フサフサした被毛を持つスコティッシュフォールドは、1日1回ブラッシングを行って、ていねいに抜け毛や毛玉を取り除きましょう。

また、特徴的な垂れ耳の手入れも欠かせません。週1回、オリーブオイルで湿らせた綿棒で耳の汚れを拭き取ると、「外耳炎」などの耳の病気を予防できます。

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