ロシアンブルーのしつけはどうするの? 噛む、狂暴化、爪とぎなど問題行動から解説します

ロシアンブルーのしつけはどうするの? 噛む、狂暴化、爪とぎなど問題行動から解説します

ロシアンブルーのしつけのポイント

ロシアンブルーのしつけは最初が肝心

ロシアンブルーは賢く、飼い主さんの言うことを早く理解するので、しつけには時間がかかりません。家に迎えたら、早めにトイレと爪とぎの場所をしつけましょう。

場所をしつけるには行動をよく観察して、排泄や爪とぎをしようとした瞬間に、やさしく正しい場所に導く必要があります。また、テーブルやコンロなど乗ってはいけない場所、お風呂場やトイレなど入ってはいけない場所のしつけも最初が肝心です。

まずは、家庭内で統一のルールを作りましょう。ダメだと叱るのか、許すのか。家族によって対応が分かれると、賢いロシアンブルーでも混乱してしまいます。

大声を出したり叩いてはいけない

ロシアンブルーをしつけるときに大声で怒鳴ったり、叩いたりしてはいけません。怖がりな性格のロシアンブルーはびっくりして逃げてしまいます。

怒鳴ったり、叩いたりしても猫はどうしてそんなことをされたのかを理解できず、ただ怖いという記憶のみが残ってしまいます。

このようなことを繰り返すと猫は飼い主さんを恐ろしい人だと認識し、「とにかく近づかないようにしよう」「逃げよう」と思ってしまいます。結局、しつけになっていないので、飼い主さんが見ていない場所で同じことを行います。

叱るときはその場で穏やかに

ロシアンブルーのしつけのポイントは大声を出して叱らない
賢いロシアンブルーは、飼い主さんの声のトーンや表情を敏感に察知します。いたずらをしたとき、やってはいけないことをしたときは、その場で「ダメだよ」「止めて」などと短く穏やかな声で叱りましょう。

大切なことは「必ずその場で叱ること」です。後から「さっきテーブルに上がったでしょ」などと叱っても、猫はどうして叱られてるのかチンプンカンプンです。

その場で自分がやったことを見せて叱ることで、「これはしてはいけないんだ」と学習することができます。

やってはいけない行動は、その場で止めさせる

ロシアンブルーは、飼い主さんの言うことをちゃんと聞いてしっかり学習できる賢い猫です。テーブルやコンロなど上がってはいけない場所に上がったときは、その場ですぐに下ろしましょう。

下ろされることで、上がってはいけないということを学習します。また、お風呂場やトイレに入る、やってはいけない場所で爪とぎをする、物を落とすなど、やってはいけない行動をとったときはすぐに止めさせましょう。

ロシアンブルーの問題行動をしつけで防ぐ

噛まれたら、その場から立ち去る

ロシアンブルーが狂暴化して噛まないようにするしつけの仕方
普段はおとなしく物静かなロシアンブルーも、獲物を見つけると一転して攻撃的になります。「凶暴化した」と勘違いしがちですが、これはロシアンブルーの狩猟本能によるものであり、ロシアンブルーは、そうした傾向が比較的強い猫種なのです。

ロシアンブルーが攻撃的になると、飼い主さんの手を噛むことがあります。これは獲物を捕らえるために本能的に行う行動で、飼い主さんの手を標的にして狩りの練習をしているのです。

では、どうしたら手を噛むのを止めさせられるのでしょうか? 実は、猫は人間の反応を見ています。いきなり猫に手を噛まれると、ついびっくりして「痛い!」と大声を出したり、手をバタバタさせたりして、大げさに反応しがちです。

ロシアンブルーは飼い主さんのこの反応を見て、「遊んでもらえるんだ」と勘違いしてしまいます。ここは反応するのをぐっとこらえて、静かにその場から立ち去りましょう。

また、膝に乗せているときや抱っこしているときに噛まれたら、無言で床に下ろしましょう。こうして、飼い主さんを噛んでもおもしろいことは何もないと学習させるのです。

けんかになったら、すぐに止めて別の部屋に移す

穏やかな性格のロシアンブルーは多頭飼いも可能ですが、神経質な一面があり、ときにはけんかになることがあります。また、同居猫同士だからと放置していると、毎日のようにけんかをするようになります。

怪我を防ぐためにも、けんかになったら止めてください。とは言え、取っ組み合いの大げんかになってからでは、止めようとしたほうが噛みつかれたり、引っかかれたりして、流血の惨事になります。

猫のけんかはウーウーと唸り声を出したり、にらみ合ったりしている段階で引き離すのが一番です。けんかをすぐに止めることで飼い主さんの前ではけんかをしなくなります。

しかし、けんかを一度止めても、すぐに再開してしまうかもしれません。そこで、しばらくはお互い顔を見ないで過ごせるように別の部屋に移しましょう。

爪とぎに困ったときは、より魅力的な場所に誘導する

ロシアンブルーにいくら爪とぎをしつけても、柱や壁など爪とぎに最適な場所を見つけると、つい本能的に爪とぎをしてしまうことがあります。

これはなかなか止めることができません。無理に叱って止めさせるよりも、より魅力的な爪とぎ場所を用意して誘導しましょう。

猫は爪が引っかかるダンボールや木材、麻縄などをよく好みます。市販の爪とぎグッズを猫の動線上にいくつか配置しましょう。

爪とぎの素材や形は猫によって好みがあります。決して高価なものではありませんので、ポール型や立て掛けて使うタイプ、床に置いて使うタイプなどを猫が選べるようにしましょう。合わせて、柱や壁、家具などが爪とぎでボロボロにされないように市販の爪とぎ防止シートでカバーして、物理的に爪とぎできなくすると効果的です。

スプレー(おしっこ)をしたときは、たくさん甘えさせる

ロシアンブルーの問題行動、けんか、爪とぎ、スプレーに対するしつけ
ロシアンブルーには神経質な一面があり、自分のテリトリーを守るためにおしっこをかける「スプレー」を行うことがあります。

厄介なことにマーキングを目的としたスプレーとは異なり、避妊去勢手術を受けた猫でも行うことがあります。

ロシアンブルーがスプレーを行うのは、自分のテリトリーが侵され怖がっているからです。そんなときは叱るのでははなく、やさしく抱き上げたり、添い寝したりして、たくさん甘えさせてあげましょう。

パニックを起こしたときは、そっと見守る

警戒心が強いロシアンブルーは何事にも敏感です。掃除機や自動車の音、窓から見えるよその猫、見知らぬ来客、子どもが騒ぐ声、人間が気にしないような物音や変化を敏感に察知します。

ときにはパニックになって部屋中を走り回ったり、大きな鳴き声や唸り声を出すことがあります。こんなときに、なだめるのは逆効果です。興奮している猫は飼い主さんの言うことなど耳に入りません。

落ち着かせようと無理やり抱っこしたり、体をなでたりすると、噛みつかれたり、引っかかれたりします。

ロシアンブルーがパニックを起こしたときは、興奮が鎮まり冷静さを取り戻すまで、そっと見守りましょう。冷静な飼い主さんを見て「大丈夫だ」ということが分かれば、自然に落ち着きを取り戻します。

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