エキゾチックショートヘアの特徴や性格、飼い方について

エキゾチックショートヘアの特徴や性格、飼い方について

エキゾチックショートヘアと言えば、ブサカワ感がたまらない、おなじみの猫種ですよね。

そんなエキゾチックショートヘアの歴史や特徴、性格、飼い方についてご紹介します。エキゾチックショートヘアを飼っている人はもちろん、これからいっしょに暮らしたい、飼えないけどもっと詳しく知りたいという方、ぜひお読みください。

猫種 エキゾチックショートヘア
英語表記 Exotic Shorthair
原産国 アメリカ
毛種 短毛種

エキゾチックショートヘアの歴史

短毛種のペルシャが欲しいという要望から作り出された

エキゾチックショートヘアは、近年、異種交配によって作出され、比較的歴史の浅い猫種です。そのきっかけは、1960年代のアメリカで、「ペルシャの特徴を持ちながら手間がかからない短毛の猫を」という要望からです。

当初はペルシャの交配相手にバーミーズやブリティッシュショートヘアが使われました。しかし、「シルバーの被毛を持つペルシャが欲しい」という要望が多かったことから、1968年からアメリカンショートヘアが交配相手に選ばれました。

スターリングからエキゾチックショートヘアに変更

当初、この交配は思うような結果に結び付きませんでした。それでもブリーダーのジェーン・マーティンは、生まれてきた子猫たちの愛らしさに魅了され、新しい猫種として登録しようと奔走します。

1966年、シルバーを意味する「スターリング」という名称で、当初、「CFA(アメリカ猫愛好家協会)」に承認されました。しかし、スターリングという名前にそぐわない、ほかの毛色の子猫も生まれたことから、ほかの毛色も認められるようになり、その名称を「エキゾチックショートヘア」に変更しました。

ちなみに「エキゾチック」とは「異国の」という意味ですが、はっきりとした由来は不明です。なお、劣性遺伝として長毛種の遺伝子を持っているため、現在でも稀に毛の長い猫が生まれることがあります。
この場合の扱いは団体によって異なり、ペルシャとして認めるか、エキゾチックロングヘアとして認めるかで対応が分かれています。

ペルシャと短毛種との交配に対して非難もあった

短毛種のペルシャを作り出す交配は、ほかでも行われていました。1950年代にはアメリカンショートヘアの品種改良を目的に、密かにペルシャを異種交配させたブリーダーが存在したと言われています。

この異種交配に対して、一部のブリーダーからは「ペルシャが雑種にされる」という非難の声が上がりました。しかし、1980年代に入ると交配への非難が収まります。こうして、ようやくエキゾチックショートヘアは万人に受け入れられるようになったのです。

エキゾチックショートヘアの特徴

エキゾチックショートヘアの特徴、サイズ(体重と体高)、性格

短毛種のペルシャ

エキゾチックショートヘアの特徴をひと言で表すなら「短毛種のペルシャ」です。親しみを込めて「パジャマ姿のペルシャ」と呼ばれることもあります。

毛はほかの短毛種の猫よりも長めですが、それでも長毛種の猫ほど頻繁にブラッシングを行う必要がなく、手がかからない猫として人気があります。

被毛はシルクのようにやわらかく、なめらかでふんわりした弾力を感じることができます。さらにアンダーコート(下毛)がたっぷり生えていて、毛の長さの割りにモコモコしているように見えます。

ユーモラスな顔つきが印象的

エキゾチックショートヘアは、ペルシャそっくりのユーモラスな顔つきが印象的です。頭は丸く幅が広いドーム型で、頬はふっくらと盛り上がっています。まん丸の大きな目は少し離れています。ペシャと潰したような鼻は低く上を向いていて、くぼみがあります。

筋肉質でがっしりした体つき

エキゾチックショートヘアの体つきは、ペルシャらしさをそのまま受け継いでいます。中型猫ながら筋肉質でがっしりしていて、幅広の肩、厚い胸板、太く丈夫な骨格を備え、足は体の大きさの割りに短いものの、太さがあります。

サイズ(体重と体高)

エキゾチックショートヘアの成猫の体重は、オスが5~7kg、メスは3~6kgあります。メスはオスよりもひと回り小さい傾向にあります。また、体高は24~27cmあります。

エキゾチックショートヘアの性格

ペルシャ譲りの穏やかな性格

エキゾチックショートヘアは穏やかでおっとりしたペルシャ譲りの性格をしています。おとなしく物静かで、活発に動いて遊ぶことは少なく、膝の上で昼寝したり、鼻を飼い主の顔に押しつけて甘えるのを好みます。

かわいがるほどに飼い主の愛情に応えてくれます。その一方で、おとなしい性格をしているため、あまりベタベタされるのを好みません。そのため、しつこく抱っこをすると逃げてしまうことがあります。

エキゾチックショートヘアの毛色

エキゾチックショートヘアの毛色と飼い方
エキゾチックショートヘアには、ホワイト、ブルー、クリーム、レッド、シルバーなど、すべての毛色があります。単色のほか、2色、縞模様、サビ、三毛と組み合わせも多彩です。

エキゾチックショートヘアの飼い方

食事の管理をしっかり行う

エキゾチックショートヘアはペルシャの特徴を受け継いでおり、ほかの猫種と比べ活動的でないため、肥満に注意が必要です。

食事の量と栄養バランスの管理を毎日しっかり行って、食べ過ぎやカロリーと脂質の摂り過ぎに注意しましょう。

ただし、フードの量を急に減らすと、猫がストレスを感じてしまうことがあります。そのため、太ってきたと感じたら、食事の量を減らすよりも低脂肪・低カロリーのダイエット用フードに切り替えるといいでしょう。

やさしく触り、無理に抱き上げない

おとなしい性格のエキゾチックショートヘアは濃密なスキンシップを好みません。しつこくなでまわしたり、無理に抱き上げたりするとと、飼い主のそばから離れてしまいます。

毎日のスキンシップでは、やさしく触れるように心がけましょう。飼い主を大切に思うエキゾチックショートヘアは、飼い主がそばに居るだけで安心し、自分から甘えてきます。安心してくつろいでいる瞬間なら抱き上げても嫌がりません。

定期的なブラッシングが必要

エキゾチックショートヘアは短毛種のため、被毛の手入れは比較的楽と言えます。それでも成猫になると抜け毛の量が増えてくるので、週1回はブラッシングを行いましょう。ねいねいにブラッシングを行うことで、シルクのようなふんわりした被毛を保つことができます。

エキゾチックショートヘアのかかりやすい病気

エキゾチックショートヘアのかかりやすい病気と平均寿命

多発性嚢胞腎

人為的に作られたエキゾチックショートヘアは遺伝性疾患が多いとされています。その中でも「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうけん)」は、水の溜まった袋のようなものが増えることで腎臓機能が失われていく病気です。
遺伝性疾患のため有効な予防法も治療法もありませんが、早期発見できれば薬の投与と食事療法によって症状の進行を遅らせることができます。
「水をたくさん飲む」「おしっこの回数や量が多い」といった変化は腎臓疾患の予兆です。日ごろから行動を観察して、異変を感じたら動物病院を受診しましょう。

肥大型心筋症

心臓の筋肉が厚くなる「肥大型心筋症」は、臓機能の低下によって血流が滞り、血管が詰まって血栓ができやすくなる病気です。エキゾチックショートヘアは、この病気のリスクがほかの猫種よりも高いとされています。

流涙症

鼻が低いエキゾチックショートヘアは、「流涙症」になりやすいとされています。流涙症はその名のとおり、涙が活発に分泌される病気です。

涙が多いと目の周囲の毛が変色する「涙焼け」を起こします。さらに、涙によって角膜や結膜が刺激されることで光をまぶしく感じるようになり、瞬きが多くなります。主な治療法としては、点眼薬の投与と涙小管の洗浄があります。

エキゾチックショートヘアの平均寿命

エキゾチックショートヘアの平均寿命は10~13年とされています。日本で猫の平均寿命は15年ほどですから、それよりも短めです。その原因は、遺伝性疾患が多いことが影響していると考えられています。

エキゾチックショートヘアの価格相場

エキゾチックショートヘアの子猫の平均価格は約22万円です。

エキゾチックショートヘアの飼っている有名人

女優の倉科カナ

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