ロシアンブルーの飼い方

ロシアンブルーと一緒に暮らすとき、その性格や性質から注意点がいくつかあります。それらを踏まえて、マンションのひとり暮らしでも安心して飼えるようロシアンブルーの飼い方について解説します。

 

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目次

ロシアンブルーの飼い方で配慮すべき環境面

室内でもロシアンブルーが十分に運動できる環境を用意する

ロシアンブルーはおとなしい性格をしていますが、実は運動量が多い猫種です。そのため、運動不足に陥るとすぐに太ってしまいます。

ロシアンブルーを飼うなら、室内でもたくさん運動できるように工夫しましょう。とは言え、体は大きくありませんから、広さはそれほど必要ありません。その代わりに、猫専用の部屋を確保したり、普段使わない部屋を開放したりしましょう。ロシアンブルーが自由に部屋を出入りできるように、猫専用の出入り口を設けると効果的です。

 

マンションやアパートでのロシアンブルーの飼い方のポイント

しかし、ひとり暮らしであったり、マンションやアパートなど狭い部屋であったりする場合はどうしたらいいでしょうか。この場合は、開けっ放しでも危険のない扉をできるだけ明け、自由に往来ができるよう工夫すれば、ロシアンブルーの運動量を増やせます。

また、ロシアンブルーは体がしなやかで運動神経がいいので、高い場所に上がりたがります。そこで、天井まで届くキャットタワーや背の高い家具を配置するといいでしましょう。家が狭くても上部の空間をうまく活用すれば、十分な運動量を確保できます。

 

静かな環境でロシアンブルーを飼う

警戒心が強いロシアンブルー

ロシアンブルーには、警戒心が強く怖がりな一面があります。猫の聴覚は人間よりも優れていますので、大きな音により敏感に反応します。

そのため、騒がしい環境は強いストレスになり、問題行動を起こす原因になります。ロシアンブルーを飼うなら騒音の少ない静かな環境を用意しましょう。

自動車や工事の騒音がどうしても気になる住宅環境の場合は、防音壁を設置したり防音シートを貼って騒音を遮断してください。

 

万全の暑さ対策を行う

ロシアンブルーはロシアにルーツをもつ猫種です。ロシアの厳しい寒さにも耐えられる十分な被毛がありますが、暑さには弱いので注意しましょう。

ロシアンブルーの毛は短く細いものの、密集して生えていて保温効果があります。日本の高温多湿な環境では体温が上がりやすいので、風通しを良くし、冷房を入れて涼しく過ごせるように気を配りましょう。

特に、子猫と老猫は気温が少し上昇するだけでも体調を崩してしまいますので、万全の暑さ対策を行ってください。エアコンの設定温度の目安は27℃です。また、保冷剤入りのクールマットやひんやりした素材のベッドを用意するとより効果的です。

ロシアンブルーの性格を考えた飼い方のコツ

臆病なロシアンブルーが隠れられる場所を用意する

怖がりなロシアンブルーは、よく人見知りをします。家に知らない人が来るとパニックになって暴れたり、逃げ込める場所を探して家中を走り回ったりすることがあります。

そこで、臆病なロシアンブルーを飼うコツを紹介しましょう。来客と顔を合わせなくて済むように、ダンボール箱やドーム型のベッドなど隠れ家をいくつか用意するのです。こうすることで、足音や声で家に人が来たことを察知したロシアンブルーが、すぐに逃げ込むことができます。また、これらを猫の目につきやすい場所に用意することが大切です。

もし、ひとり暮らしで物がないマンションやアパートの場合は、押入れやクローゼットを少し開けておくだけでも構いません。また、一戸建ての場合は猫が過ごす部屋を2階以上に確保すると、来客と顔を合わせずに済みます。

ロシアンブルーの性質を考えた飼い方のポイント

狭い部屋に閉じ込めない

ロシアンブルーはストレスに弱い猫種です。狭い部屋に閉じ込められると、自由に身動きできずにイライラしてストレスをためてしまいます。強いストレスは問題行動や狂暴化につながります。飼い主さんの都合で狭い部屋に閉じ込めるのは止めましょう。

 

フードを与えすぎない

フードを与えすぎない

猫がかわいいと、ついつい欲しがられるままに飼い主さんはフードを与えてしまいますよね。しかし、スリムな体型のロシアンブルーにフードを与えすぎるとすぐに太ってしまいます。また、肥満はさまざま病気を引き起こします。

肉食動物である猫には、本来決まった食事の量も回数もありません。なぜなら、野生では食べられるときにたくさん食べないと生きていけないからです。

ですから、食事の管理は飼い主さんが行う必要があります。1日に必要な量のフードを計算して、2~3回に分けて与えましょう。おやつをあげる際も与えすぎないようにしてください。

 

怖がっているときは静かにその場から立ち去る

ロシアンブルーは警戒心が強く怖がりです。猫が怖がってるときは、「シャーッ」と鳴いて威嚇します。そんなときに不用意に近づいて行くと、爪で思いっきり引っかかれたり、噛みつかれたりします。

この反応は考えてみれば当たり前です。怖がってるのに相手がどんどん近づいてきたら、自分を身を守るために先に攻撃をしかけるしかありません。

ロシアンブルーにシャーッとされたら、静かにその場から立ち去りましょう。また、ロシアンブルーがストレスを感じずに済むように、生活環境を見直すのが飼い方のコツです。

 

トイレの掃除は1日2回以上

猫はみんなきれい好きですが、神経質な一面があるロシアンブルーはとりわけきれい好きです。トイレが汚れていると使いたがらず、トイレ以外の場所で排泄してしまいます。

猫のトイレ掃除は最低1日2回、可能であれば使う度に行いましょう。トイレがきれいならロシアンブルーは落ち着いて用を足すことができます。

 

毛の生え変わりの時期は入念にブラッシングを行う

ロシアンブルーは短毛種であり、毛が細く短いので、長毛種ほど頻繁なブラッシングは必要ありません。しかし、毛の生え変わりの時期は、ほかの短毛種よりも抜け毛が多いので、いつもより入念にブラッシングを行いましょう。

ひとり暮らしでのロシアンブルーの飼い方

一緒に過ごす時間を確保する

どんな猫でもそうですが、愛情をもって接することが大切です。ロシアンブルーは穏やかな性格で、そっと飼い主さんに寄り添うことを好みます。

孤独に強く独りで留守番できますが、怖がりでもあるので1日の大半を独りで過ごすような生活は良くありません。どんなに仕事や家事で忙しくても、飼い主さんはロシアンブルーと一緒に過ごす時間を必ず確保して、膝に乗せたり抱き上げたりするなどのスキンシップを行ってください。

飼い主さんの愛情を感じることができれば、ロシアンブルーは安心して過ごすことができ、騒ぐ、暴れるなどの問題行動を防ぐことができます。

 

小まめに遊びに付き合う

ロシアンブルーの遊びに付き合う

シアンブルーは狩猟本能が比較的強い猫種で、獲物を見つけると性格が変わったように攻撃的になります。「ロシアンブルーが狂暴化したのでは?」と勘違いする飼い主さんがいるようですが、これは狩りで生活していた時代の名残に過ぎません。

しかし、家の中、ましてひとり暮らしのマンションやアパートの一室で、ロシアンブルーに狩りをさせることは難しいですよね。そこで、飼い主さんが代わりに猫じゃらしや羽のおもちゃで遊んであげてください。時間は短くても構いません。小まめに遊びに付き合いましょう。これは、ロシアンブルーの性質を踏まえた飼い方のポイントです。

たくさん遊ぶことで狩猟本能が満たされ、ストレスの発散にもなります。遊んでるときは激しく動き回りますが、終わるといつもの穏やかなロシアンブルーに戻ります。

 

ロシアンブルーの飼い方の注意点のまとめ

ロシアンブルーの飼い方として、環境面、性格や性質から、また、マンションでひとり暮らしの場合の注意点を紹介しました。ロシアンブルーの健やかな暮らしのために、ぜひ参考にしてください。

 

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