ノルウェージャンフォレストキャットの特徴や性格、飼い方について

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴や性格、飼い方について

ノルウェージャンフォレストキャットは、ふわふわでたっぷりとした被毛に覆われ、野性味あふれる容姿から人気の高い猫です。そんなノルウェージャンフォレストキャットの特徴や性格、飼い方についてご紹介します。ノルウェージャンフォレストキャットを飼っている人はもちろん、これからいっしょに暮らしたい、飼えないけどもっと詳しく知りたいという方、ぜひお読みください。

猫種 ノルウェージャンフォレストキャット
英語表記 Norwegian Forest Cat
原産国 ノルウェー
毛種 長毛種

ノルウェージャンフォレストキャットの歴史

北欧神話に登場する猫

ノルウェージャンフォレストキャットの歴史は古く、はっきりとしたことはわかっていませんが、4000年前には存在していたという説があります。

北欧神話には、猫を連れ去ろうとした雷神が重くて持ち上げられなかった話や、大きな猫が引くそりに乗る女神の話があり、そのモデルは、ノルウェージャンフォレストキャットだとされています。

どこで生まれたかは定かではない

ノルウェージャンフォレストキャットは自然に発生した猫種ですが、どこで生まれたのかは定かではありません。というのも野生の猫が暮らせる北限は、スコットランドというのが定説だからです。

スコットランドよりも北に位置するスカンジナビア半島は、冬の寒さが厳しく雪深いことから、野生の猫が暮らすのは困難な環境です。そのため、ノルウェージャンフォレストキャットは、スカンジナビア半島で生まれたのではないと言われています。

一方で、古くからノルウェー人とともに生きてきたことも事実です。スカンジナビア半島に持ち込まれた猫のうち、厳しい環境に適応できた猫のみが生き残り、交配によってより寒さに強い、長毛で大きな猫へと進化したという説が有力です。

20世紀前半に絶滅の危機に瀕する

ノルウェージャンフォレストキャットは「ノルウェーの森の猫」という別名があり、ノルウェーの奥地に広がる森に多く生息しています。

とは言え、いくら寒さに強い猫種でも内陸の森林地帯は冬の冷え込むが厳しく、野生で生き残るのは容易ではありません。そのため、愛猫家が保護活動を行って猫種を保ってきたという歴史があります。

ところが、第二次世界大戦が始まると、保護活動が中断されてしまいます。その影響は大きく、絶滅の危機に瀕するほど個体数が減少したと言われています。

熱心な保護活動によって猫種として登録される

1970年代に入ると、ノルウェーのブリーダーによる保護活動が再開されます。1975年、最初の猫種クラブが設立され、本格的な育種と保存が始まりました。1977年にはヨーロッパの登録機関に、1978年にはお隣スウェーデンで猫種として登録されました。

ブリーダーたちによって繁殖が続けられた結果、個体数の維持と猫種の固定化に成功します。1979年、ひと組のノルウェージャンフォレストキャットがアメリカに輸出されました。太平洋の向こうでも繁殖は続けられ、1984年にアメリカでも猫種として登録されました。

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴と性格

筋肉質で頑丈な肉体を持つ大型猫

ノルウェージャンフォレストキャットは、ノルウェーの深い森を彷彿とさせる野生的な大型猫です。丈夫な肉体を持ち身体能力に優れています。

よく発達した筋肉、ぶ厚く広い胸板、骨太で頑丈な骨格、大きなあごは重量級でたくましい印象を与えます。また前脚より後ろ脚のほうが長く、足の指には滑り止めの飾り毛があので走るのに適しています。

濃密でふわふわしたダブルコート

冬の厳しい寒さと深い雪に耐えられるようにノルウェージャンフォレストキャットは、濃密でふわふわした被毛に覆われています。オーバーコートとアンダーコートに分かれたダブルコートによって、寒さや水気から身を守っています。

アンダーコートは羊の毛のようにやわらかくぶ厚く、背中から側面にかけて垂れ下がるように生えています。さらに、首の周りにも長い被毛が密集しています。また、尾は体と同じくらいの長さがあり、モップのようにふさふさとしています。

ノルウェージャンフォレストキャットのサイズ(体重と体高)

ノルウェージャンフォレストキャットの成猫の体重は、オスが4.5~7.0kg、メスが3.5~5.5kg程度あります。また、体高は40~60cm程度あります。

ノルウェージャンフォレストキャットの性格

おとなしく物静かで人懐っこい

ノルウェージャンフォレストキャットは、とてもおとなしい猫で、めったに鳴くことはありません。だからといって臆病なわけではなく、佇まいに落ち着きがありどっしりとしています。

また、知的で人懐っこい性格であり、飼い主の言うことをよく理解する利口な猫でもあります。名前を呼べば返事をして近づいて来ることもあります。

とは言え、繊細な一面があり、あまりしつこくされるのは嫌なようです。濃密なスキンシップよりも飼い主に静かに寄り添うことを好む猫です。

ノルウェージャンフォレストキャットの毛色

ノルウェージャンフォレストキャットの毛色と飼い方
ノルウェージャンフォレストキャットはホワイト、ブラック、ブルーの単色、クリーム&ホワイト、ブルー&ホワイト、ブラウン&ホワイトなどの2色、さらには、サビや三毛も確認されています。

ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方

栄養価の高い食事をたっぷり与える

ノルウェージャンフォレストキャットの丈夫な骨格と筋肉、豊かな被毛を維持するために、栄養価の高い食事をたっぷり与えましょう。新鮮な肉や魚をぜいたくに使い、良質な動物性たんぱく質と脂質をたくさん摂れるフードが理想的です。

たくさん運動できる環境を用意する

高い身体能力を維持するためには、十分な運動が必要です。おとなしい性格をしていますが、若いころは運動量が多く遊びが大好きです。キャットタワーなどで上下運動をさせましょう。

また、ノルウェージャンフォレストキャットは、都会よりも郊外で飼うことが望ましい猫です。大きな猫ですから部屋が狭いと十分に運動することができません。広い室内で伸び伸びと運動させ、運動量が不足するようなら散歩に連れて行きましょう。

ブラッシングとシャンプーが欠かせない

ノルウェージャンフォレストキャットは抜け毛と皮脂の分泌が多く、犬のようにていねいな手入れが必要です。1日1回軽くブラッシングをして、抜け毛と毛玉を取り除き、月に1回はシャンプーを行って皮脂汚れを洗い流しましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットのかかりやすい病気

ノルウェージャンフォレストキャットのかかりやすい病気と平均寿命

糖尿病

大型猫であるノルウェージャンフォレストキャットは食欲旺盛なため、運動量が不足すると肥満になり、生活習慣病のリスクを高めてしまいます。

その中でも特に注意したいのが「糖尿病」です。予防には食事の量をコントロールし、キャットタワーなどで毎日しっかり運動させる必要があります。また、フードやおやつの与えすぎにも注意しましょう。肥満が気になる場合は、食事の量を減らすのではなく、カロリーをカットしたダイエット用のフードを与えてください。

肥大型心筋症

自然に生まれたノルウェージャンフォレストキャットは、遺伝性疾患が少ないとされています。しかし、後天的な要因で心臓の筋肉が厚くなる「肥大型心筋症」を発症することがあります。

この病気を発症すると、心臓の機能低下によって血流が悪化し、血栓ができやすくなります。肥満は心臓に負担をかけますから、肥満予防を第一に考えて食事や運動に気を配りましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命

ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命は11~14年とされています。日本で猫の平均寿命は15年程ですから、それよりもやや短めです。これは体が大きく消耗が激しいためと考えられています。

ノルウェージャンフォレストキャットの価格相場

ノルウェージャンフォレストキャットは大型猫ゆえに成長するまでに時間がかかり、比較的繁殖に手間がかかる猫種です。そのため、子猫の平均価格は約19万円と高めです。

ノルウェージャンフォレストキャットを飼っている有名人

ノルウェージャンフォレストキャットはTOKIOの長瀬達也、モデルのダレノガレ明美、タレントの南明奈といった有名人が飼っています。

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