愛犬のシャンプーはどれぐらいの頻度で行うべきでしょうか?
月1?月2?それとも10日に1回?
頻度が分からず、困惑している飼い主さんも多いと思います。
今回は、理想のシャンプーの頻度と自宅でシャンプーを行うポイントをご紹介します。
シャンプーの頻度はどれぐらい?
シャンプーの頻度は、基本は月に1~2回。
2~3週間に1度が理想と言われています。
その理由は、シャンプーの頻度が多すぎると犬の皮膚に必要な油分まで落としてしまい、結果皮膚トラブルを引き起こすことにもなりかねません。
なぜ月1~2回が理想なの?
人は、皮膚全体から汗をかくことができますが、犬は汗をかくアポクリン汗腺が肉球にしかありません。
そのため、プールや川遊び、雨の中お散歩に行かない限りは、毛が水で汚れたりすることがほぼないからです。
ただ、毎日外にお散歩に行くと、脇で毛が擦れて毛玉ができたり、空気中に飛ぶほこりや土などが毛に溜まることがあるため、その毛の中に溜まった汚れを落とすためにも月1~2回のシャンプーが理想なのです。
逆に少なすぎるとどうなるの?
逆に、シャンプーの頻度が3ヶ月に1度など、少なすぎるとどうなるのでしょうか。
毛の中で、余分な皮脂や古い角質、ほこりなどの汚れが皮膚に残ったままになると、皮膚疾患の原因になることがあります。
痒みの原因になるだけでなく、アレルギーを発症することもあるのです。
自宅でシャンプーをするときのポイント
長毛種と呼ばれる、カットが必要なトイプードルやシーズーなどの犬種を自宅でシャンプーするのはちょっと難しいかもしれません。
チワワやダックスフンド、柴犬など毛が伸びたとしても一定の長さで止まる犬は自宅でシャンプーをすることもできます。
自宅でシャンプーする時のポイントです。
ブラッシング
まずは全身ブラッシングをして、毛の表面についている汚れや抜け毛を落とします。
毛玉が体に残っていない状態にしてからシャンプーをしましょう。
シャワーの温度
犬の皮膚は非常に薄く、デリケートです。
温かいお湯の方がリラックスできるかな?
と、考える方も多いと思います。
しかし、もともと高体温である犬に40℃前後のシャワーをかけてしまうと、熱すぎて体力を消耗してしまいます。
シャワーの温度は、32℃前後、人が浴びるのは少しぬるすぎるかなぐらいの温度に設定してあげてください。
夏は、温水プール並みの28℃でも良いと言われています。
シャンプーを先に泡立てておく
シャンプーと水を洗面器に入れて、事前に泡立てておきましょう。
先に準備をしておき、愛犬には泡をのせて洗うことで、シャンプーの時間を短縮してストレスを減らすことができます。
タオルで水分を取る前に
シャンプーが終わったらタオルで愛犬の体を拭く前に少し待ってください。
愛犬自身にブルブルしてもらい、体の水分を吹き飛ばしてもらいましょう。
だいたいの犬は、体が濡れると本能的にブルブルして、体の水分を飛ばそうとしますが、たまに水が滴っていてもブルブルしない子もいます。
そんな子には、耳に息をふーっと吹きかけてあげてください。
耳に息が入ると、虫が入ったと勘違いしてブルブルします。
十分に水を吹き飛ばしてもらった後にタオルで、残った水分を取り除いてあげてください。
自然乾燥ではなくドライヤー
短毛種の場合は、シャンプーが終わると人も犬も疲れて、ついつい自然乾燥でいいかなぁ。
と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
ただ、自然乾燥にしてしまうと、毛の中で皮膚が蒸れるため皮膚病になるリスクが高くなります。
愛犬のためにもドライヤーをしっかり行い、毛は乾かしましょう。
まとめ
「愛犬のシャンプーの頻度はどれぐらいで行うべき?」はいかがでしたか?
シャンプーをしすぎてもしなさすぎも皮膚トラブルを起こすことがあるため、どれぐらいの頻度で行うべきかどうか迷う人も多いですよね。
愛犬の健康のためにもシャンプーは、最低でも月1で行いましょう♪
著者:miki.m
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