本日、3月23日は、子犬の日と呼ばれるアメリカで定められた記念日です。
なんて可愛い記念日!
と、思う方も多いと思います。
しかし、この記念日は、悲惨なペット業界をなんとかして変えるために、12年前に定められた記念日なのです。
National Puppy Day 子犬の日とは?
子犬たちが私たちにくれる無償の愛情、幸せに感謝し、祝う日です。
生まれてきた子犬たちに感謝し、可愛がる日。
などと、言われています。
本当のNational Puppy Dayの目的は、全ての人々に現在のペット業界の闇と恐ろしさを分かってほしいと、訴えたものなのです。
・命の売買、パピーミルを撲滅
・無計画・強制交配の禁止
・世界中の捨て犬を減らす
・命の商品化撲滅
全ての犬に幸せと暖かい家庭を。
こんなにも可愛らしい、子犬たちにある背景とは?
と、記されてあります。
これらの交配犬がどのような生涯を過ごすか、ご存知の方いますか?
パピーミルってなに?
「パピーミル」という言葉は近年日本でも耳にするようになってきましたが、そのまま訳すと、「子犬工場」。
工場、という訳の通り、命とは扱われない劣悪な環境で閉じ込められ、強制的に交配させられ、機械的に子犬をどんどん産ませ続けられるのです。
もちろん、シャンプーなどもしてもらえず、ノミやダニが身体に付いています。
家庭犬ではないので、お散歩にも連れて行ってはもらえません。
生まれたばかりの赤ちゃんも、目がまだ開く前に母犬から離されてしまうのです。
そのようなパピーミルから生まれた赤ちゃんは、社会性も学べぬまま、ペットショップに並ぶのです。
ペットショップから子犬を飼っていく人がいる限り、子犬工場「パピーミル」はなくなりません。
ペットショップに並ぶ可愛い子犬たちに何も罪はありません。
ただ、ペットショップにいく子犬たちがどこから来たのか、
また、この裏にはどんな背景があるのか、もっと知ってほしい。
と、いう望みがNational Puppy Dayの本来の目的です。
ペットショップだけが、子犬を迎える手段ではない。
と、言う事でもありますね。
National Puppy Dayの公式サイト
National Puppy Dayの公式サイトでは、National Puppy Dayの本来の目的である「パピーミル」のことだけでなく、良いブリーダーの見分け方や、おすすめの保護団体の紹介、保護団体から引き取ることのメリットなども記載されています。
また、暖かい家庭に入って、幸せそうなわんちゃんたちの写真も沢山掲載されています。
全て英文ではありますが、可愛いわんちゃんたちを見て癒されてください。
痛々しい写真などは、一切掲載されていないので、ご安心くださいね。
まとめ
毎年、3月23日はNational Puppy Dayとして、Instagramなどにも多くの可愛いわんちゃんの写真が挙げられています。
ペットフレンドリーな国、アメリカとも言われていますが、アメリカにもここまでペットフレンドリーな国と呼ばれるまで、多くの人々の努力があったと思います。
少しずつ、変わろうとすることがとても大切なのです。
SNSの中には「15歳になっても、20歳になっても私の大切な子ども。かけがえのない存在。」
などのコメントと一緒に挙げられている写真もあり、微笑ましくなります。
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