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経営者取材

社長取材#8, MIRANEST株式会社 稲冨幹也

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PT編集部

今回はツバメの巣でおなじみのMIRANEST株式会社 代表取締役社長 兼 ツバメの巣ハンターでもある稲冨幹也様を取材させて頂きます。稲冨社長、本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、どのようなペット事業を行っているのでしょうか?

ペット事業の内容

弊社は【MIRANEST(ミラネスト)】というブランドで、ツバメの巣を主原料にしたペット用のゼリースティックを開発販売しております。

もともと人間用に「ツバメの巣で人々の健康や美容を維持する」という【BI-SU】というブランドを作っており、こちらはおかげさまで14年目になります。毎年お客様も増え、14年前はツバメの巣を食べる文化や風土がなかったものが、現在では徐々に「ツバメの巣を食べて健康・綺麗になろう」などと言われるようになり認知を広げております。その中で「わんちゃんにも食べさせてあげたい」とペットにあげる人がでてきまして「病気のわんちゃんに食べさせたらみるみる元気を取り戻した」というご報告もあり、ペット用のブランド【MIRANEST】を立ち上げました。

例えばわんちゃんの病気には「アロペシアX」という原因不明の脱毛症があります。アロペシアXは一般的な動物病院で2割、専門医で5割のわんちゃんに回復が見られるのですが、なんと【MIRANEST】のゼリーを食べたわんちゃんは7割に回復傾向が見られました。具体的にはSNSで約20匹のアロペシアXを患っているわんちゃんを募集し、【MIRANEST】の商品を1か月分食べさせたら7割のわんちゃんが回復したという具合です。ほぼ治っていたわんちゃんもおり、本当に我々も不思議で驚いていております。動物病院の先生も半年から1年かけて治すのですが、【MIRANEST】ですと1~2か月で変化が感じられ、3ヵ月もあれば全く違うわんちゃんに変わるくらいの事例が出ております。この結果を受けて現在は獣医師の先生方からも「ぜひ扱わせてほしい」とご依頼を頂いております。実は1年前は皆様疑われていたのですが、1年経って本当に驚くほど改善が見えましたので、現在約20名の獣医師の先生方にご使用いただいている状況です。医療現場でも徐々に認められ始めているのが、ここ2年の話ですね。

あとは先日トリマーさんが教えてくださった話で、16歳を超えた老衰状態のわんちゃんが最後は寝たきりでごはんも食べられなかったのですが、最後の最後までミラネストのゼリーだけは食べ続けてくれたそうです。お薬や錠剤のようなわんちゃんにとって違和感のある形ではなくて、わんちゃん自身が望んで食べてくれるような商品設計にできているのは、喜んで頂いているポイントかと思います。

こういった獣医師さんもなかなか治しづらいような事でも【MIRANEST】がお力添えさせて頂いている現象が続々と出てくるので【MIRANEST】の商品は革命だと信じ、ツバメの巣でワンちゃんたちを助けることが使命だと思っています。

— ツバメの巣にそんな効能があるとは知りませんでした!
ちなみになぜツバメの巣に焦点をあてられたのですか?

ペット業界 社長 稲冨社長 ツバメの巣 ミラネスト MIRANEST

社長になるまでの経緯

人生に悩んでいた時期がありまして…。片親だった事もあり母に楽をさせてあげるために若い頃から多角経営をしていました。しかしある時に「お金を追って夢を追っていない」自分に気が付きました。それが26歳の時です。そこで「俺はこのために生きているんだ」というものが欲しいと思い、旅に出て10年後…36歳の時にマレーシアでツバメの巣で病気を治すシーンに立ち会うんですね。聞くとツバメの巣は現地では大病のお守りとも言われる漢方らしく、東南アジアの秘境でのみ採取できると。「誰もやっていないことをやりたい」と思っていたので、36歳の時にツバメの巣を扱う会社の社長になりました。そこから14年間、恥ずかしげもなく言っておりますが「ツバメ王になるために生まれてきた」と本当に思って日本でブランド認知に尽力してまいりました。ツバメの巣のゼリースティックでお医者様が治せないところを我々が少しでも改善させることに我々の使命があると思っております。

— 稲冨社長からは並々ならぬ情熱を感じます!
そんな稲冨社長の人生を変えた本はございますでしょうか?

人生を変えた本

スティーブジョブスの『神の交渉力』です。ツバメの巣と出会った36歳の時、実は子供が3人いたんですね。幸せな家庭がありましたので、人生をかけて何かをやる事に迷っていました。「本当にできるのか…?」と。そんな時、読んでいた『神の交渉力』の次のページをめくると「他人の声はノイズだ。自分の声を聴け。」というフレーズが目に飛び込んできたんですね。本当にタイミングだなと思いました。今でも鮮明に覚えていますが、このフレーズを見て会社を立ち上げる決意を固めました。

— お子様もおられて会社を立ち上げられた覚悟はすごいですね…。そこから14年間、ツバメの巣という新しい分野でお客様を増やし続けておられる経営手腕も気になります。稲冨社長が経営者として大事にされているポイントは何でしょうか?

経営者として大事にしているポイント

我々のコンセプトとして「人・動物・自然を何も壊さない傷つけない」があります。「何かの犠牲の上に自分の利益が成り立っている事は致し方ない」という考え方で終わらせたくないんです。ツバメの巣も誤解されるところがあり「ツバメの巣をとったらかわいそう」と思われますが、ツバメは1度使った巣は2度と使わない習性があります。そのためヒナが飛び立ったら空っぽの巣が5年10年とそこにあり続けるだけなんです。私共はその使われなくなった巣のみを採取しております。実は僕自身もアナツバメの巣のハンターとして、年3回くらいマレーシアのジャングルに行って採取しているんですよ!そもそも採取できる期間は3週間のみでいつでも採取できるわけではありません。私の楽しみはツバメの巣をマレーシアから日本に持ち帰って精製し、シアル酸たっぷりの商品を作って全国のわんちゃんに食べさせて元気になってもらう事です。

ペット業界 社長 稲冨社長 ツバメの巣 ミラネスト MIRANEST

— 稲冨社長自らが採取されているとは驚きました!
あとは初めて聞くワードがでましたが「シアル酸」とは一体何でしょうか?

シアル酸は人間や動物の細胞表面などに存在し、「美と健康の司令塔」として免疫の調整・ウイルスなどの外敵の侵入の阻止・ホルモン合成・神経伝達・血液型の決定に関わります。ちなみに九州大学との共同研究でシアル酸を摂取すると体内のミトコンドリアが増加して筋肉の活性が上がることが判明したため、2023年に特許を出願致しました。また、今年の9月に学会発表をしたところ福岡県やJAXAともつながりができまして、なんとスペースフードの補助金がつくことになりました。本格的にアカデミックな分野に参入しつつある事は非常におもしろいですね。

— 今後もどこまで広がっていくのか非常に楽しみですね!
そんな稲冨社長が一緒に働きたい人材とはどのような方でしょうか?

一緒に働きたい人材

僕の夢を一緒に達成しようと思ってくれるドリーマーです。ツバメの巣を医療や治療で使えるようにするために認知度を広げ、誰も傷つけない真のブランドとして世界進出しようという夢を一緒に共有できる方と働きたい。現在は60名くらいの会社規模で、社員や部下などいろいろな呼び方がありますけど、僕はみな「仲間」だと思っています。まさにワンピースですね(笑)。

— 先ほど「ツバメ王」というワードも出ましたけど、社長はワンピースがお好きなんですか?

ワンピースは大好きなんですけど、ワンピースよりもキングダムの方が大好きです(笑)。

— 海賊王や天下統一などがテーマのところは稲冨社長のパッションと非常に通ずるものを感じますね!
最後のご質問です。稲冨社長の今後のペット事業の展望とはどのようなものでしょうか?

ペット事業の展望

現在はアメリカ進出を視野に動いています。ペット事業の【MIRANEST】の方ではアメリカのFDA基準(アメリカの食品医薬品局という連邦機関がしめす医薬品をはじめとした製品管理の基準)という厳しい審査のある認証を年内に取得できるかというところまできており、このFDA認証を取得してアメリカで正々堂々と【MIRANEST】を広める努力をしていきたいですね。あとはイギリスもペットを飼っている世帯率が50%を超えているのでゆくゆくは展開したいなと考えております。

— ツバメの巣の可能性に今後も目が離せないですね…!
本日はお忙しいところ貴重なお時間を頂きましてありがとうございました!

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