「ヨーキー」という愛称で親しまれている、ヨークシャーテリアは、はじめて犬を飼う初心者さんにおすすめと言われる犬種です。ヨークシャーテリアは「動く宝石」という別名をもち、サラサラとした、長く美しい艶やかな毛が自慢で、世界各国のセレブたちにも愛され続けています。
人気犬種ランキングの中でも、上位に君臨することが多いヨークシャーテリアです。
今回は、ヨークシャーテリアの飼い方と、犬をはじめて飼う人におすすめの犬種と言われる理由をご紹介したいと思います。
ヨークシャーテリアの飼い方
ヨークシャーテリアは、非常に人懐こく、飼い主に対しては、忠実な日本犬のような性格をしていると言われています。ちいさな体で、一生懸命、人を見上げる大きな瞳がかわいい、と飼い主をもとりこにしてしまうのです。
ヨークシャーテリアを家にお迎えしたとき、まずは、家の中を自由に探検させてあげましょう。小さいとはいえども、テリアですので、好奇心おうせいで、勇敢な一面をもっています。
ヨークシャーテリア自身の家ともいえる、ケージは家族がいることが多いリビングに設置してあげてください。
しつけ(トレーニング)は時間をかけて
ヨークシャーテリアの問題行動として、あげられることの多くが、嚙みグセと吠えです。
人とあそんでいる最中に、まちがえて噛んでしまったときには、すぐにあそびを中断して背を向けてください。ヨークシャーテリア自身にやってはいけないことをした、ということを自分で学習させる必要があります。
ヨークシャーテリアはかしこいので、人の顔色や反応をみて、学習していくことができます。
ただ、テリアの頑固で気のつよい一面もありますので、しつけに対しては一貫性をつらぬくことがとても大切です。家族によって、態度がバラバラだと混乱してしまいます。
人とあそぶこと、人に可愛がってもらうことが大好きな犬ですので、良いことをしたときにはたくさん褒めて、かわいがってあげましょう。
室内気温に注意
ヨークシャーテリアは、体も小さく、筋肉量も少ないため、寒さにも暑さにも弱い犬種です。
夏の時期は、クーラーや扇風機をつけることはもちろんですが、その他にも犬用の冷え冷えマット・アルミ板があると良いでしょう。ヨークシャーテリアだけに限らず、犬は暑さによわいので、飼い主が気をつけなければ、最悪熱中症で命をおとすこともあります。
ヨークシャーテリアは、被毛がシングルコートですので、特に寒さに弱い犬種です。冬は、お洋服を着せないと寒さでふるえてしまい、お散歩も満足にできません。
室内にいる時は、暖房だけでなくペット用のヒーターや、潜り込める穴ぐらタイプのベッドを用意してあげると良いでしょう。
ヨークシャーテリアにとって、寒すぎる温度が続くと下痢をすることがあります。
ヨークシャーテリアは足が弱い!床材に気をつけよう
ヨークシャーテリアは、先天性に膝蓋骨脱臼、別名パテラを発症することが多いと言われています。フローリングは、犬の足に負担がかかってしまい、膝蓋骨脱臼(パテラ)が知らず知らずのうちに悪化しているケースも少なくはありません。膝蓋骨脱臼(パテラ)は、通常グレートⅠ~Ⅳまでに分けられますが、Ⅲまで症状が進行してしまうと歩行がむずしくなることがあります。
膝蓋骨脱臼(パテラ)を発症させないためにも、滑りやすいフローリングではなく、ラグやマットを敷きましょう。
ヨークシャーテリアが初心者向きと言われる理由
ヨークシャーテリアが初心者向きと言われる理由は、人に慣れやすく、しつけもしやすい、毛がほぼ抜けない、ということがあげられます。
また、成犬時の体重も2~3kg前後と、ほかの犬にくらべると非常に小柄です。
人に抱っこされること、人とあそぶことが大好きな犬種ですので、まさに愛玩犬と言えるでしょう。また、明るく、活発な性格ながらもやさしい性格ですので、小さな子どもや高齢者がいる家でも飼いやすいと言われています。
まとめ
「ヨークシャーテリアは犬をはじめて飼う人におすすめの犬種!ヨークシャテリアの飼い方」はいかがでしたか?
ヨークシャーテリアは、体は小さいですが、元々は狩猟犬として活躍していたテリアです。ときに頑固で、気難しい面もありますが、しっかりコミュニケーションをとり、愛犬との時間を大切にすれば、とても可愛らしい表情を見せてくれますよ。
ヨークシャーテリアをお迎えするときは、しつけに時間をかけるということは、忘れないようにしましょう。
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